産婦人科の紹介
当院の産婦人科
産婦さんと赤ちゃんを尊重する立場と、確かな知識・技術を基に、皆様が自らの理想とするお産を体験していただけるようこれからも努力してまいりたいと考えております。
総合病院、地域がん診療拠点病院としての強み
妊婦さんには毎回必ず超音波検査を行い、赤ちゃんに何か異常は見られないか、健やかに発育しているかを詳細に確認しています。
更に当院は総合病院としてほぼ全ての診療科があり、糖尿病や消化器の病気など婦人科以外の合併症を持つ場合には 妊婦健診と同時に診断・治療をうけることも可能です。
また、超音波検査ではなかなか判明しない染色体異常などについて、出生前診断(母胎血清マーカー検査、羊水検査など)を希望される方には詳しく説明させていただいたうえで実施することができます。
妊娠される平均年齢が30才と高齢へシフトしている昨今、これから妊娠をと考えた際、あるいは妊娠すると共に、がんを含む何らかの病気が判明する方も多くなっています。
当院には癌治療認定医が2名在籍しており、婦人科腫瘍の診断、治療は熟知していますので、妊孕能(妊娠するために必要な子宮・卵巣の働き)をできるだけ温存するための選択をよく相談して決めることができます。
不妊治療について
2022年春に体外受精などの高度な生殖医療が保険適応となり、当院も不妊治療の保険診療を行う施設認定を取得いたしました。
なかなか妊娠に至らない方には各種検査を当院で施行したうえで、札幌医科大学産婦人科を主とする札幌市内の不妊治療専門病院と速やかに連携する体制を取っています。
小児科の紹介
当院の小児科
函館五稜郭病院ではお母さん方に安心して分娩に臨んでいただけるよう、また、赤ちゃんが元気に退院できるよう、十分な新生児医療の経験を積んだ小児科医が産婦人科医、助産師と協力し診療を行っています。
帝王切開など、生まれてくる赤ちゃんにリスクの可能性が考えられる場合は小児科医が分娩に立ち会い、必要時に迅速な対応ができるよう体制を整えています。
出生後と退院前の2回、小児科医が診察を行います。
全身をくまなく診察し、必要があれば医療的介入を行います。
退院前には小児科医から直接お母さんに説明をする場を設けており、ご質問やご心配事への対応も行っています。
※当院には新生児集中治療管理(NICU)の設置がないため、集中治療が必要と考えられる赤ちゃんはNICUのある総合病院への転院が必要となります。
心配なアレルギー疾患は徹底サポート
アレルギー疾患の治療はもちろん、予防にも力を入れています。
アレルギー疾患の予防には赤ちゃんの時からのスキンケアが重要とされています。
当科では出産を終えられた全てのお母さんに対し、アレルギー疾患や赤ちゃんのスキンケアについて、小児科医師が説明を行っています。
子供の成長を五稜郭病院と共に
当院で1ヶ月健診を行うことができます。
退院後に気になった事、今後の予防接種についてなど、お気軽にご相談ください。
小児科では一般外来、予防接種、こころ外来、小児救急診療も行っています。
赤ちゃんの時期はもちろん、小児期全体を通して(当院では中学校を卒業されるまで)、病気や成長についてのご相談に対応しています。
助産師の紹介
当院の助産師
妊娠中から産後の授乳や育児、メンタル面などにも親身に対応させていただきます。
アドバンス助産師、公認心理師、NCPR(新生児蘇生法)インストラクターなどの資格を有した助産師も多く在籍しています。
2022年11月より助産師外来を開設し、妊娠中から産後まで丁寧に関わります。