【医療コラム】いつの間に!?圧迫骨折 ~ドスン!と座るのは控えましょう~
圧迫骨折 は「たまたま」見つかることが多い骨折

圧迫骨折とは、背骨の一部が圧迫されて押しつぶされたように変形した状態のことです。加齢によって骨が弱くなると起こりやすく、特に骨粗鬆症の方に多い骨折です。
実は、圧迫骨折をした人の約3人に2人は痛みなどの目立った症状がないと言われています。転倒したり腰を強くぶつけた覚えがなくても、骨が弱い高齢者や骨粗しょう症の方は、くしゃみ、体をひねるといった普段のちょっとした動きで圧迫骨折が生じることがあります。
そのため、検査して初めて骨折が判明したということが少なくありません。圧迫骨折は発生頻度が高く、骨折が治っても背骨の形は直らないため、何カ所も圧迫骨折をしてしまうとどんどん背中が丸くなっていきます。
その結果、腰が痛くなる、転びやすくなる、呼吸が浅くなって体力が落ちるなど、体に様々な影響が出てしまいます。
ドスン!と座っていませんか?
椅子に座る時やベッドに腰かける時、勢いよく座ってしまうことはありませんか?このドスン!の積み重ねが圧迫骨折を引き起こしてしまうかもしれません。
<安全な座り方>

- ①手すりやテーブルなど、安定性のあるものに掴まる。
- ②これから座る場所(座面)にしっかりとお尻を向けて立つ。
- ③おじぎをしながら、太ももに力を入れてゆっくり座るように意識する。
<安全な立ち方>

立ち上がりが中途半端だと反動でドスン!と座り込んでしまいます。また、何度も立ち上がろうとすると疲れてしまうので、次のことに注意してみてください。
- ①手すりやテーブルなど、安定性のあるものに掴まる。
- ②おじぎをしながら、太ももに力を入れてゆっくり立つ。
!よくない座り方!

座ろうとするタイミングが早いため、ドスン!と座りやすくなります。転んでしまう可能性もあります。
おわりに
座り方・立ち方を意識するだけでも圧迫骨折の予防に繋がります。運動が苦手な方も、まずはご自身の座り方・立ち方を意識してみませんか?






