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シリーズ ウィズコロナ時代を生きるためのバイオロジー第1回

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シリーズ ウィズコロナ時代を生きるためのバイオロジー

-第1回 ウイルスは小さい-

文責:がんゲノム医療センター 池田 健

fig01

上の図は、人間の指先を、10倍ずつ拡大していったイメージ図です。およそ一万倍拡大すると、ミトコンドリアという細胞内小器官が見えてきます。

このあたりが光学顕微鏡(みなさんが普通にイメージする顕微鏡)で見える限界です。

通常の細菌はこのミトコンドリアと同レベルの大きさです。

新型コロナウイルス感染症の原因ウイルス、SARS-CoV-2は直径0.1µm(100nm)で、細菌と比べても五十分の一ぐらいと圧倒的に小さい。

ウイルスを観察するには光学顕微鏡では無理で、電子顕微鏡という特殊な道具が必要です。

テレビ等でおなじみの、コロナという名前の由来となった「王冠」のような表面のスパイクをもったウイルス像は、電子顕微鏡によるものです。

あと10倍くらい拡大すると、もう分子・原子の世界です。いまでは、分子を見ることが出来る電子顕微鏡も開発されています。

◆参考

Essential 細胞生物学 第4版 南江堂 2016年 図1-8 改変

  • SARS-CoV-2の画像:国立感染症研究所
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