新中西棟・既存棟改修工事
Hospital construction
平成25年4月から約1年10ヶ月に及ぶ工事を終え、「新中西棟・既存棟改修工事計画」が無事終了しました。今回のトピックスでは、「がん診療の強化」「医療需要の変化への対応」「地域の予防医療への貢献」「災害時の対策」をコンセプトに建設された新中西棟及び既存棟改修工事の一部をご紹介します。
新中西棟
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Clinical Engineering
臨床工学科医療機器を管理する臨床工学科を新中西棟3階に新設。血糖測定器の指導室やエアレーションルーム等の機能を追加しました。
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Health care
健康管理センター各検査室へのアクセスが良い新中西棟2階に健康管理センターを新設しました。明るく温もりのある待合スペースやプライバシーに配慮された診察室など、ゆったりと健診を受けることができるスペースとなっています。
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Pharmacy
薬剤科薬剤科を新中西棟1階に移設し、面積を拡幅、今後の医療情勢の変化に対応できるよう、設備を充実させました。
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Foodservice
厨房HACCP方式を参考に調理の動線を考え、厨房機器も最新のものに一新し、入院患者さんの食事を作る新厨房が新中西棟地下1階に新設されました。
既存棟改修工事
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看護外来
リンパ浮腫やフットケア、リウマチケアなど、専門の資格を持った看護師が指導・ケアを実施する外来です。
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患者サロン
がん患者会などの活動を支援するために設置したサロンです。使用に関するお問い合わせはがん相談支援室まで。
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リハビリ室
心臓リハビリやがんリハビリの普及に伴い、手狭になったリハビリ室を大幅に拡張。リハ室内に言語聴覚室を新設したほか、春には五稜郭の桜を眺めながらリハビリに励めるリハ庭園を新設しました。
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内視鏡室
内視鏡室の拡幅工事を行い、検査ブースの増設と安静室の新設を行いました。
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生理検査室・エコー室
生理検査室とエコー室を移設し、検査スペースを拡幅。検査エリアを2階の一角にまとめました。
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点滴センター
化学療法を行う点滴センターを移設し、ベッド数を従来の倍の26ベッドに増やし、がん診療の強化を行いました。
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発熱外来
発熱などを訴える患者を他の患者から隔離した場所で診察する外来として発熱外来を新設しました。
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その他、既存棟改修工事
手術準備室、チームカンファレンスルーム、治験センター、発達障害カウンセリングルーム、PET診察室、パソロジーセンター拡幅、医局ブース増設、研修医トレーニングルーム、看護学生控室、実技指導室、病理標本室、医療安全管理室、感染情報管理室、耳鼻咽喉科、産婦人科トイレ、外科説明室、ESWL室、放射線診断室、形成外科外来、電話コーナー、中央採血室、眼科外来、診療情報管理室 等
BCP対策
BCPとはBusiness Continuity Planの略で、災害や事故など不測の事態を想定して、事業継続の視点から対応策をまとめたもの。危機発生の際、重要業務への影響を最小限に抑え、仮に中断しても可及的速やかに復旧・再開できるようにあらかじめ策定しておく行動計画のことです。
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- 耐震性を高める
- ●耐震性の高い中圧ガスの採用
- ●屋外排水管の地震対策
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- 非常用電源の確保
- ●災害時に必要な電気供給量の既存発電設備での検証
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- 給水の確保
- ●災害時に必要な給水供給量の既存設備での検証
- ●災害時に排水を貯留できる排水貯留槽の新設
- ●3日分の飲料水・非常食の確保