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【医療コラム】内視鏡検査機器のご紹介

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当院では年間約1万件の内視鏡検査を実施しています。内視鏡の機械も年々技術の発展があり、旧来のものとは画像解像度や機能など様々に進化しています。今回のコラムでは内視鏡を管理している臨床工学技士の視点から、内視鏡機器についてご紹介します。

内視鏡システム(内視鏡のカメラ部と接続し、画像をリアルタイムで映し出すシステム)は、旧来のフルハイビジョンから4K画質に進化し、加えて、画像処理技術(画像強調内視鏡)も組み込まれ、検査画像からより細かな情報が得られるようになり、検査スピードの向上や病気の見逃し防止に役立っています。(当院では2023年1月に更新(OLYMPUS EVIS X1))

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内視鏡カメラ(専門用語では”スコープ”と呼ばれ、体に侵入する管(挿入部)とビデオカメラなどがある先端部、操作部の主に3つの部品で構成されます。)は、先と同様に画質の向上だけでは無く、旧来と同じ太さ(先端部外径 ø9.9mm)で、送水機能や拡大機能が搭載され、より詳しく観察することができるようになりました。(当院では2023年6月に更新(OLYMPUS GIF-XZ1200))

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新旧内視鏡画像の比較
!実際の臓器の画像が表示されますのでご注意ください!

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当院内視鏡室には医師、看護師のほかに臨床工学技士が勤務しています。臨床工学技士は医療機器の専門家として内視鏡関連機器の操作や点検、管理を行うことで、より安全で質の高い医療を提供できるように体制を整えています。

執筆情報

執筆者:函館五稜郭病院 臨床工学技士

掲載日:2023年7月31日

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