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【医療コラム】メタボになりにくい、飲み物の選び方

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仕事中や家庭での水分補給は、どのような飲み物を選択していますか?その時の気分に合わせて選んでいますか?

当院健康管理センターでは人間ドックを受けた方に保健師がアドバイスを行っていますが、対象となる方はメタボな人から、痩せている人と様々です。

その中でメタボの方に比較的共通している健康問題が、飲み物からの糖質・カロリーの過剰摂取です。

喉が渇いたときの冷えた飲み物は美味しいですよね。でも、美味しいものには訳があります。 今回は、そんな飲み物による糖質の過剰摂取について解説します。

清涼飲料水のエネルギー量の目安

次の表は清涼飲料水のエネルギー量を、砂糖1本(3g)に置き換えた、目安表となっています。特に炭酸系のジュースには、かなりの量が含まれていることが分かります。

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参考:※1 吉池信男、玉川ゆかり、中神聡子共著(独立行政法人 国立健康・栄養研究所)「生活習慣病予防のための食べ方ナビゲーション たべナビ君」2002年1月,第一出版

飲み物に含まれる簡単な糖質の計算方法

ジュースの側面に表示されている成分表示表を見たことがありますか?糖分は炭水化物と表示されています。
500mlのペットボトル飲料に、100mlあたり炭水化物11gと表示されている場合は、11g×(500ml÷100)= 55g の糖分が含まれます。
炭水化物=糖分+食物繊維ですが、ジュース類はほとんど食物繊維が含まれないので、炭水化物はほぼ糖分と考えてください。

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WHO(世界保健機関)は肥満を防ぐために、砂糖の摂取量の目安をこれまでの半分に引き下げ、標準的な大人で1日当たり25gまでとしました※2。少し厳しい基準ですが、ジュース500ml1本でオーバーしてしまいます。水やお茶を積極的に選ぶよう心掛けたいですね。

執筆情報

執筆者:函館五稜郭病院 保健師

掲載日:2023年11月10日

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