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函館五稜郭病院 > 医療コラム > 【医療コラム】「背中を伸ばして姿勢よく」「腰への負担を減らすため」…その姿勢、本当に合っていますか?

【医療コラム】
「背中を伸ばして姿勢よく」
「腰への負担を減らすため」
…その姿勢、本当に合っていますか?

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 「歳をとって腰が曲がってきた」、「猫背になりたくない」という思いから、意識的に背筋を伸ばして過ごす方は多く、リハビリスタッフとしては大変嬉しく思います。

 しかし、残念なことに、姿勢の意識の仕方が誤っていたり、効果が薄い、または、症状を悪化しかねない運動を行っている方も多くいらっしゃいます。

 今回は、腰に焦点を当て、正しい姿勢や腰の負担を減らすためのストレッチ、動き方をまとめました。

姿勢

 背筋を伸ばそうと意識するあまり、腰が反っていませんか?これでは猫背は改善されないどころか、腰痛を引き起こす原因になりかねません。

正しい姿勢を確認するには、壁に頭・肩・お尻をつけた状態で、おへそを引いてみてください。

正しい姿勢を保つには、正しく腹筋を使うことが大切です。初めのうちは疲れやすいと思います。一度に長時間行うのではなく、数秒間キープして休憩、また数秒間キープ…と、繰り返し行い、徐々に慣れていきましょう。

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よい姿勢を保つためのストレッチの例

腰から脚にかけての筋肉がかたくなっていると、猫背・反り腰の原因となる可能性があります。

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終わりに

 腰痛の予防のために、日常的に運動をすること・健康的な生活習慣と穏やかでストレスが少ない生活が推奨されています。

 日ごろから、正しい姿勢・腰に優しい動き方を心がけたりなど、姿勢と生活を見直してみましょう。

参考資料

・高橋仁美 「病態からみた理学療法 外科編 (臨床の「なぜ? どうして?」がわかる) 」中山書店, 2018年

・日本整形外科学会診療ガイドライン委員会、腰痛診療ガイドライン策定委員会「腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版)」南江堂, 2019年

執筆情報

執筆者:函館五稜郭病院 理学療法士

掲載日:2024年7月10日

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