【医療コラム】O脚の原因と運動療法について
O脚とは、まっすぐ立った時に、足を揃えても膝と膝の間があいてしまう状態のことを言います。見た目の問題だけでなく、膝にかかる負担が片寄りやすくなり、将来的に膝の痛みや変形につながることがあります。
O脚は生まれつきや骨の形が原因の場合もありますが、多くの方は日頃の姿勢や体の使い方、筋肉の弱さが関係しています。つまり、骨が曲がっているというよりも「足の使い方のくせ」によってO脚の形が目立っていることが少なくありません。
特に大切なのが、お尻や太ももの筋肉の働きです。これらの筋肉が弱くなると、立ったり歩いたりするときに足が外に開きやすくなり、膝が外側に逃げてしまいます。その結果、膝の内側ばかり力がかかるようになります。
O脚の改善や予防で大切なのは、無理に膝を内側に寄せることではありません。足全体の筋肉をバランスよく使い、正しい動き方を身につけることが重要です。
特に、お尻や太ももの筋肉を鍛え、立つ・歩く・座るといった日常の動作で、膝とつま先の向きをそろえることが、膝への負担を減らすポイントになります。
今回はそのお尻や太ももの運動について紹介していきます。
おすすめの運動
運動療法が有効な理由
運動療法は骨の配列を「戻す」ものではなく、体にかかる力の流れを変える方法です。
主な効果としては股関節・体幹の安定性向上、膝の内側にかかる負担の軽減、動作中に膝が外側に片寄ることを抑えることが期待できます。
運動方法
実施の目安 週3~5回です。慣れてきたら毎日やってみましょう!
1. 太もも内側の運動 タオルはさみ 10回×1~2セット
2. お尻の運動 横脚上げ 左右10回(※つま先は正面、腰はそらさない)
3. 椅子スクワット 10回(※膝が外側に逃げないように注意)
注意事項
・痛みがでたら中止してください。
・無理に膝を内側に寄せないでください。
・痛みが強い場合は医師や専門職に相談しましょう。









