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【医療コラム】データで見る健康診断:要精検率とがん発見率

当院健康管理センターでは、年間約25,000人の方々に健康診断を受診いただいております。皆様の健康を支える指標として、当センターでは毎年詳細な統計をまとめています。

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2024年度のデータによると、受診者のうち「判定5:要精密検査」に該当した方は56.2%にのぼりました。つまり、受診された方の2人に1人が、何らかの項目でより詳細な調査が必要な状態であるといえます。

今回は、当院における「肺がん・乳がん・子宮がん・胃がん・大腸がん」の5つのがん検診に焦点を当て、要精検率や実際のがん発見率などのデータを公開いたします。数値を通じて、検診がどのように早期発見に結びついているのか、その実態を詳しく見ていきましょう。

【用語について】
◆ 要精検率:検診受診者のうち、要精密検査と判定された人の割合
◆ 精検受診率:要精密検査と判定された人のうち、医療機関で精密検査を受けた人の割合
◆ がん発見率:検診受診者のうち、がんであった人の割合
◆ がん発見数:精密検査の結果、がんであった人の数

肺がん検診

乳がん検診

子宮がん検診

胃がん検診

大腸がん検診

データをご覧いただくと分かる通り、精密検査の結果、実際に「がん」が見つかる割合は全体で見れば1%未満と、決して高い数値ではありません。そのため、多くの方は精密検査を受けても「異常なし」や「良性の変化」という結果で安心することができます。しかし、そのわずかな確率の中に、確実に早期のがんが隠れているのもまた事実です。

精密検査は異常の原因を特定し、病気の早期発見・早期治療に繋がる重要な機会です。まずは健康診断を受け、要精密検査に該当したものは放っておかず、きちんと受診をしましょう!

執筆情報

執筆者:函館五稜郭病院 保健師

掲載日:2026年2月28日

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