腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症
足の痛み・しびれの代表疾患に「腰椎椎間板ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄症」という病気があります。いずれも背骨の間から、神経が飛び出て圧迫されることにより、症状が発現します。
従来の治療方法
従来では全身麻酔のうえ、背中に3~5cmほどを切開して、ヘルニアなど原因部分を切除・摘出するなどの手術法が取られています。
しかし、約2週間の入院が必要であることや、背中の筋肉を一部剥がす必要があることなどから、場合よっては手術ができない場合もありました。
新たに開始した「全内視鏡下脊椎手術」
当院では新たに脊椎内視鏡を用いた、小さな切開で済み、局所麻酔で行える低侵襲手術である「全内視鏡下脊椎手術」を開始しました(2023年5月~)。
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従来の腰椎手術
・3-5 cmの皮膚切開
・全身麻酔
・約2週間の入院 -
全内視鏡下手術
●8 mmの皮膚切開
●局所麻酔
●術後2時間で歩行
●翌日退院可能
担当医のご紹介
当院でこの手術を担当する藤本医師は、この「全内視鏡下脊椎手術」の国際的な先駆者※1である、徳島大学運動機能外科学 西良 浩一 教授の下で、1年間研修を行いました。
道内はもちろん、全国的にも新しい手術ですが、安全・安心な診療を提供します。