大腿骨近位部骨折について
特徴
股関節の大腿骨近位部は骨頭、頸部、転子部に分けられ、ほとんどの大腿骨近位部骨折は頸部と転子部での骨折です。
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高齢者でおこることが多く、交通事故や転倒など大きな外が加わった時や、尻もち・つまずきなどの軽い衝撃でも折れてしまうのが特徴です。
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高齢者の骨折しやすい(易骨折性)原因に、骨粗鬆症による骨強度の低下が挙げられます。治療は保存治療ではなく、手術を行います。
高齢者ではすでに様々な病気を患っていることが多く、骨折による長期臥床で認知症、呼吸・循環系などの合併症が増悪して寝たきり、さらに致命的になることさえあります。
そのため、高齢者の骨折治療ではこれらの合併症が起きるのを防ぎ、1日でも早く受傷前の生活レベルに戻す必要があります。このような観点から現在当院では受傷後なるべく早期に手術を行うようにしています。