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【整形外科】ロボティックアーム手術支援システムによる人工関節手術を開始しました

2024年2月より当院の整形外科では、ロボティックアーム手術支援システム「Mako(メイコー)システム」を導入し、人工股関節全置換および人工膝関節全置換の手術を保険診療で開始しました。

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ロボティックアームとは

 ロボティックアームは、術中に医師が操作をして動かすもので、人工関節を設置する際に傷んだ骨を削るために使われます。人の手と違い、「震えることなく、正確に動きまた停まる」ことが特徴的です。

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ロボティックアームを用いた手術

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 手術前の治療計画時にはCT検査により患者さんの骨格情報をコンピュータに取り込み、人工関節のサイズや設置位置、骨を削る深さや角度を決定します。

 手術中にはリアルタイムでアームを制御し、治療計画から外れた角度や深さ差し掛かると自動的にロックされる仕組みにより、治療計画通りの安全で正確な手術に貢献します。

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今後も変形性股関節症や変形性膝関節症などの患者さんの手術に際し、より安全で精度の高い手術療法に取り組んで参ります。

参考文献、引用等

画像の提供:日本ストライカー株式会社

執筆情報

執筆者:函館五稜郭病院 整形外科

掲載日:2024年3月1日

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