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病院機能評価認定更新

病院機能評価とは?

 皆さんは、右のマークをご覧になったことがありますか?これは、財団法人日本医療機能評価機構の認定マークです。
 日本医療機能評価機構とは、国民の医療に対する信頼を確立し、その質の一層の向上を図るために、医療機関の機能を中立的な立場で評価し、その結果明らかとなった問題点の改善を支援する第三者機関のことです。
 当院は、平成11年に道南地域で初めて当機構の認定を受け、その後、平成16年、平成21年と、再度審査を受け、認定を更新しました。そして平成26年10月、3度目の認定更新審査を受審し、認定を更新することができました。

病院機能評価認定マーク

第三者による評価はなぜ必要?

 医療の受け手である患者さんのニーズを踏まえつつ、質の高い医療を効率的に提供していくためには、医療機関自らの努力が重要なのは言うまでもありません。
 そのため、私たち函館五稜郭病院のスタッフは、さまざまな医療サービスの改善活動に日々取り組んでいますが、こうした取り組みをさらに効果的なものとするためには、客観的な立場からの評価や指摘が必要となります。
 病院機能評価の最大の目的は、第三者の中立的な視点から、病院内の課題を明らかにし、患者さんにより安心して医療を受けていただけるような病院をつくっていくことです。
 ちなみに、平成27年5月時点で、病院機能評価機構の認定を受けている病院は、全国8,512病院の約3割にあたる2,267施設となっています。

機能評価で評価されること

 病院機能評価では、右表の4つの評価対象領域から構成される評価項目に従い、病院組織全体の運営がきちんと行われているか、また、医療やケアが患者さんに適切に提供されているか、等について調査が行われます。

病院機能評価で評価される項目
第1領域 患者の視点に立った良質な医療を実践するうえで、求められる病院組織の基本的な姿勢について評価します。

患者の安全確保や医療関連感染制御に向けた病院組織の検討内容、意思決定について評価します。

第2領域 病院組織として決定された事項が、診療・ケアにおいて確実で安全に実践されていることを評価します。
第3領域 確実で安全な診療・ケアを実践するうえで求められる機能が各部門において発揮されていることを評価します。
第4領域 良質な医療を実践するうえで基盤となる病院組織の運営・管理状況について評価します。

どのように審査されるのか

 実際の審査では、『書面審査』と『訪問審査』という2つの方法で、病院の機能が一定の基準を満たしているかどうかが審査されます。
 書面審査では、病院機能の現状と自己評価について、所定の調査票に沿って回答を行います。
 訪問審査では、病院機能を客観的に評価・判定するための研修を受けた6名のサーベイヤーが、実際に当院を訪問して所定の項目について審査します。大まかな流れとしては、まず病院の基本的事項や全般的問題についてサーベイヤーが管理者などのスタッフと面接を行い、その後、それぞれの専門領域について、院内の各部署の訪問調査を行います。

審査結果の閲覧

 当院の審査結果の詳細については、下記の病院機能評価機構のホームページで閲覧することができます。
 書面審査では、病院機能の現状と自己評価について、所定の調査票に沿って回答を行います。
 今後とも、診療およびケアの質の向上や安全の確保に取り組み、皆さんが安心して受診していただけるよう、職員一同努力して参ります。

認定証

結果を見る(病院機能評価事業のホームページへ)

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