当院は、2026年6月30日付で北海道より災害拠点病院の指定を受けました。本指定により、道南地域における災害医療の中核を担う体制を一層強化してまいります。
災害拠点病院とは
災害拠点病院は、地震・津波・台風などによる大規模災害発生時に、被災地域の医療体制を支える病院です。1995年の阪神・淡路大震災を契機に整備が始まり、緊急対応、重症患者の受入拠点機能、DMAT(災害派遣医療チーム)の派遣などが求められます。厚生労働省が「運営体制」「施設・設備」「搬送体制」等の要件を定め、都道府県知事が指定します。
道南地域における当院の役割
今回の指定により、北海道内の災害拠点病院は当院を含め35病院となり、うち道南地域は当院を含め4病院となりました。昨年の大規模訓練では当院に道南地域のDMAT活動拠点本部が設置されるなど、地域全体の災害医療体制の最適化の観点から、当院に期待される役割は非常に大きいものと認識しております。
当院が満たす主な指定要件
| 運営体制 | DMATチームの整備および災害時派遣体制、基幹施設としての運営体制 |
|---|---|
| 施設設備 | 食料・飲料水は職員・入院患者それぞれ3日分を確保。診療材料は併設のSPDセンターにより十分な在庫を確保。燃料は7日以上の発電が可能。水は平時から100%近くを井戸水で賄うため、市水途絶時も機能維持が可能 |
| 通信手段 | 衛星電話や多人数での同時通信が可能な衛星通信サービス(Starlink)を導入。通信回線の多重化も実現しています。 |
当院の災害訓練派遣等の実績
2022年5月:北海道DMAT指定医療機関に指定
2024年1月:能登半島地震へのDMAT派遣
2025年9月:大規模地震時医療活動訓練(内閣府)を当院で実施
評価されたポイント
1.DMAT指定医療機関の認定後、訓練等の災害医療活動を積極的に実施・参加
2.大規模地震時医療活動訓練でDMAT活動拠点本部を設置し、関係機関と連携して中心的に訓練を実施したこと
3.発電機や井戸水等のインフラ設備が高水準であること
当院は災害拠点病院としての責務を果たすべく、地域の医療機関・関係機関と緊密に連携し、平時の備えと災害時の対応の両面で道南地域の災害医療体制を支えてまいります。






