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【医療コラム】透析患者さんの夏と水分補給

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夏は暑さによる発汗が増え、体調管理が難しくなる季節です。特に透析患者さんは、水分を摂りすぎても、控えすぎても体への負担につながるため、夏場ならではの水分管理が重要になります。

今回は、透析患者さんの夏の水分補給と注意点について、臨床工学技士の観点から解説します。

夏の水分補給は「飲みすぎ」にも注意

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夏は気温が上がり、汗をかく量も増えるため、「こまめな水分補給」が熱中症対策として大切だとされています。

ただし、腎臓の働きが低下することによって、余分な水分を体の外へ十分に排泄できないため、血液透析を受けている方の場合は水分バランスの管理がとても重要になります。

水分の摂りすぎ・控えすぎに注意

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水分を摂りすぎると、体重の増加やむくみ、血圧の上昇、心臓への負担につながることがあります。また、透析時に除去する水分量(除水量)が多くなり、治療中の血圧低下や足のつっぱり、強いだるさなどの症状が出やすくなります。

一方で、暑いからといって水分を極端に控えすぎると、脱水や熱中症のリスクが高まるため注意が必要です。夏場は「飲みすぎ」と「我慢しすぎ」の両方を避け、自分に合ったバランスを意識することが大切です。

透析患者さんの1日の水分量は、一般的に500~700ml/日が目安とされていますが、尿の量や体格、汗のかき方、心臓の状態などによって適切な量は変わるため、医師や管理栄養士、透析スタッフと相談しながら自分に合った水分管理を続けることが大切です。

塩分を控えて、上手に水分管理

!!塩分の摂りすぎ注意!!

夏は喉の渇きを感じやすくなりますが、塩分の摂りすぎが原因の場合もあります。塩分を控えることは、結果的に水分の摂りすぎを防ぐことにもつながります。喉が渇いた際は、一度にたくさん飲むのではなく、少しずつ時間をかけて飲むことや、氷を口に含んで潤す方法も効果的です。

項目 わかりやすい目安
水分摂取量 1日500~700ml程度
塩分摂取量 1日6グラム未満目標
体重増加の目安 透析と透析の間でDW(ドライウェイト)3~5%以内
水分摂取 氷をなめる、うがいをする、一気飲みを避ける
避けたいもの スポーツドリンク、漬物、加工食品
おすすめの工夫 冷たいタオルで体を冷やす、減塩調味料の活用

水分と塩分のバランスを意識して夏を乗り切りましょう

夏は透析患者さんにとって体調管理が難しい季節ですが、水分と塩分のバランスを意識し、暑さを避けながら無理のない生活を心がけることで、熱中症や体調不良の予防に繋がります。日頃から水分管理、体重測定を習慣化し、安心して夏を乗りきりましょう!

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