炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease)は、英語表記の頭文字をとって“IBD”と呼びますが、主に厚生労働省の特定難治性疾患に指定されている潰瘍性大腸炎とクローン病の二つの病気を指します。
その原因については、いまだはっきりしていない病気ですが、免疫の異常が原因の一つと考えられています。 特に若年者を中心に年々増加していますが、患者さんの個人差が大きな病気であり、診断や治療には専門的な知識が必要と考えられています。
このたび当院は、患者さんにきめ細やかな医療を提供する体制が整いましたので、道南初のIBDセンターを2024年1月より開設しました。
当面は、消化器内科の外来部門が主たる活動の場となり、多職種の連携は,栄養サポートチームのメンバーで行われますが、患者さんや地域の医療機関にも認知されるよう努めてまいります。