臨床遺伝科について
当科は、遺伝性疾患や遺伝が疑われる方々に対して、専門的な医療とサポートを提供する診療科です。臨床遺伝専門医・指導医による診療を通じて、患者さんとご家族が適切な医療を受けられるよう支援いたします。
当科の特徴
1. 遺伝疾患の専門的な診療
遺伝性疾患またはその疑いのある方に対して、詳細な診察、各種検査、確定診断を行います。染色体検査、遺伝子検査、マイクロアレイ検査などの専門的検査を用いて、正確な診断を目指します。
2. 長期的なフォローアップ体制
診断後も継続的なフォローアップを行い、病状の変化や合併症の早期発見、生活指導、必要に応じた治療介入を実施します。また、初診時に診断がつかない場合でも、専門的視点に立った定期的なフォローアップを継続することで、経過中に新たな症状が出現した際の早期対応や、医学の進歩により新しい検査法・診断法が確立された際の再評価が可能となります。他診療科と連携しながら、患者さんの生涯にわたる健康管理をサポートします。
3. あらゆる年齢・性別の方に対応
妊娠中の胎児、新生児、小児から成人まで、年齢や性別を問わずどなたでも受診いただけます。出生前相談から成人期の遺伝カウンセリングまで、ライフステージに応じた医療を提供します。
4. 希少疾患・難病への対応
ミトコンドリア病をはじめとする希少疾患や難病指定疾患の診療を積極的に行っています。専門的な知識と経験に基づき、診断困難な症例にも対応いたします。希少疾患・難病の分野では日々新しい診断法や治療法が開発されており、当科では最新の医学情報を常に収集し、患者さんに最新の診療を提供できるよう努めています。
