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【医療コラム】CT画像って何が写っているの?

CT検査が終わったあと、画面に映し出された画像を見て「この白いところは何だろう?」「黒く写っているけど大丈夫かな?」と、不安になったことはありませんか。CT画像は一見むずかしそうに見えますが、基本的な仕組みはとてもシンプルです。今回は、CT画像がどのようなものかを、できるだけ分かりやすくご説明します。

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CT画像は「体の中の輪切り写真」

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CT検査では、体の中を薄く輪切りにした画像をたくさん撮影しています。その輪切りの画像をコンピューターで重ね合わせることで、体の中の様子を立体的に確認できます。レントゲン写真が「影絵」だとすると、CT画像は「断面図」のようなイメージです。そのため、胸・お腹・頭など、さまざまな部位を詳しく調べることができます。

白く見えるところ・黒く見えるところ

CT画像では、写るものによって色の濃さが異なります。

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白く見えるもの:骨、造影剤が入った血管、金属など

黒く見えるもの:空気(肺や腸の中など)

灰色に見えるもの:筋肉や臓器(肝臓、腎臓など)

白く写っているからといって、必ずしも異常があるわけではありません。体の中には、もともと白く写るもの・黒く写るものがたくさんありますので、見た目だけで判断する必要はありません。

医師はCT画像をどのように見ているの?

医師は、1枚の画像だけで診断することはほとんどありません。何百枚もの画像を、前後のつながりを見ながら確認します。また、CT画像だけでなく、症状や他の検査結果などを総合して判断しています。そのため、画像に少し気になる影があっても、すぐに重大な病気とは限りません。

放射線技師の役割

CT検査では、放射線技師ができるだけ見やすく、正確な画像を作るように工夫しています。体が動かないようお声がけをする息止めのタイミングを調整する体勢がつらくならないよう配慮するこれらはすべて、診断に役立つ画像を作るためです。息止めや体を動かさないことが大切なのは、画像のブレを防ぐためでもあります。

さいごに

CT画像は、不安をあおるためのものではなく、体の状態を正確に知り、安心につなげるための情報です。画像を見て気になることがあれば、遠慮せず医師やスタッフに質問してください。私たちは、安心して検査を受けていただけるよう、丁寧な説明と対応を心がけています。

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