函館五稜郭病院 > 病院指標

平成29年度 社会福祉法人函館厚生院函館五稜郭病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数2431751823738841357298833712020323
◆定義
 集計期間に退院した患者さんの年齢階層別(10歳刻み)患者数です。年齢は、入院した時点での年齢で集計しています。
◆解説
 当院は地域がん診療連携拠点病院であり、また道南医療圏における急性期医療の中核として、がん医療・救急医療を中心とした質の高い医療を幅広い年齢層の患者さんへ提供しております。中でも70歳代は最も多く、60歳以上の患者さんの占める割合は全体の約7割となっており、地域の高齢化を反映しています。
また、0~9歳の区分が多くなっているのは、当院で分娩された新生児患者の入院によるものです。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060340xx03x00x胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし10211.5110.614.9077.19
060050xx97x0xx肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし9413.6611.446.3871.84
060020xx99x00x胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし6510.3511.116.1571.85
060020xx04x0xx胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし5310.388.730.0069.72
060035xx99x00x結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし436.677.214.6570.91
■消化器内科
 ①総胆管結石および胆管炎に対する内視鏡的乳頭切開術(内視鏡を十二指腸まで挿入し、胆管・膵管の出口にあたる乳頭部を切開し結石の除去等を行い、胆道が閉塞して起こる黄疸を軽減させる治療法)を行った入院。
 ②肝癌に対する血管塞栓術(癌に栄養を運んでいる血管を人工的に塞ぐ治療法)を目的とした入院。
 ③早期胃癌に対する精査や外科手術前の術前検査のための入院。
 ④早期胃癌に対する内視鏡的治療(ESD:内視鏡下に高周波電気メスを用いて粘膜下層を剥離し、病変部をより大きく深く切除する)の症例。
 ⑤大腸癌に対する精査や外科手術前の術前検査のための入院。
上記は全て入院症例ですが、外来で対応可能な直腸やその他大腸ポリープに対する内視鏡的治療では、「コールドポリペクトミー」と呼ばれるより遅発性出血の少ない低侵襲な治療も積極的に行っております。
 消化器内科の診療分野は、上部・下部消化管および肝胆膵疾患が多く、内視鏡検査やバリウム造影などの診断から、ポリープ・早期癌における内視鏡的治療、癌に対する化学療法に至るまで幅広く行っております。肝疾患に対する血管造影、肝動脈塞栓術、ラジオ波焼灼療法、胆道狭窄に対する経皮的肝胆管ドレナージ、ステント留置なども積極的に行っています。
 また内視鏡的大腸ポリープ切除術・粘膜切除術目的等の入院は、「短期滞在入院基本料3」に該当する手術のため、この指標の集計には含まれておりません。
循環器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050050xx99100x狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし1314.243.030.7666.56
050050xx02000x狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし119638743621.6869.18
050130xx99020x心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし10224.7124.7720.5977.86
050050xx99130x狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等23あり 副傷病なし774.565.910.0065.92
050130xx99000x心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし7518.8817.7112.0078.47
■循環器内科
 ①狭心症や急性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対して心臓カテーテル検査(カテーテルと呼ばれる細い管を心臓の近くの血管まで通し、冠動脈の狭窄の有無を調べる検査)を行うための入院。
 ②狭心症や急性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対して心臓カテーテル検査の結果、治療が必要な症例に対して経皮的冠動脈形成術(先端に風船が付いたカテーテルで狭窄部を拡張する治療法)や経皮的冠動脈ステント留置術(ステントと呼ばれる金属製の編み目状のものを血管の内側で拡張し、支えとして冠動脈に留置する治療法)等の心臓カテーテル治療を行う症例。
 ③心不全に対してシンチグラムを行い、カテーテル治療は行わず、点滴や内服薬の投与を中心に治療を行っている症例。
循環器内科では、上記のような狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患(冠動脈の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患)の症例を多く診ています。
 ④狭心症や急性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対して心筋シンチグラムと心臓カテーテル検査を併せて行う症例になっております。心筋シンチグラムとは、静脈に放射性同位元素を注射して放出される放射線を撮影し、心筋の血流やエネルギー代謝などを画像化する検査です。これにより虚血の部位、範囲や程度を明らかにして心臓カテーテル検査と合わせて治療方針を決定します。
 ⑤心不全に対して、カテーテル治療は行わず、点滴や内服薬の投与を中心に心臓リハビリ等を行っている症例。
 その他にも、特に緊急性の高い虚血性心疾患、不整脈疾患、重症心不全などの循環器救急疾患に対して24時間体制で対応し、迅速な診断、治療を行っております。また一方で高血圧や糖尿病などの生活習慣病への予防と管理に至るまで幅広く診療しております。
呼吸器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040xx9910xx肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし1953.693.591.0372.79
040040xx99040x肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし10718.7911.990.9370.75
040040xx99000x肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし4514.2714.613.3373.67
040040xx9905xx肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり3921.7218.995.1368.56
040110xxxxx0xx間質性肺炎 手術・処置等2なし3719.9719.652.7070.54
■呼吸器内科
 ①肺癌の確定診断を行うための検査入院(TBLB(経気管支肺生検):気管支にファイバーを挿入して粘膜の組織を採取し、病態の診断をする検査)。TBLB入院は退院時点で検査結果が出ていないケースが多く、その場合「疑い病名」としてDPCを決めますが、その際にも診断群は肺癌に分類されます。
 ②肺癌に対する治療として化学療法(抗癌剤療法)を行う入院症例。
 ③肺癌に対する治療で化学療法・手術以外の治療を行うもので、経過観察や疼痛管理、胸水に対する胸腔穿刺や胸膜癒着療法等を行う症例。
 ④肺癌に対する治療として特定の抗癌剤を用いた化学療法(カルボプラチン+パクリタキセル)を行う入院症例。
 ⑤間質性肺炎に対する治療を行った入院症例。薬物療法が中心で呼吸器リハビリテーションを行う場合もあります。
上記のように呼吸器内科で多い疾患は肺癌であり、地域がん診療連携拠点病院として肺癌治療に力を入れております。また、肺癌以外にも呼吸器疾患全般の診療を行っており、間質性肺炎、誤嚥性肺炎、細菌性肺炎等、肺炎症例も比較的割合が多くなっています。肺炎は高齢者に多くみられ、平均で2週間程度の治療を要します。
腎臓内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110280xx02x00x慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし785.458.510.2667.40
110280xx02x1xx慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり3833.1636.3831.5871.42
110280xx99000x慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし3616.1712.238.3373.58
110260xx99x0xxネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし3125.0022.1212.9064.03
110280xx01x20x慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 手術・処置等22あり 副傷病なし3038.7330.263.3357.40
■腎臓内科
 ①血液透析準備段階として内シャント造設(動脈と静脈をつなげて動脈の流れの良い血液を静脈血管に流す手術)を行うための入院症例。
 ②①に加えて、同じ入院期間に血液透析(機会に血液を通し、血液中の老廃物や不要な水分を除去し、血液をきれいにする方法)を導入した症例。
 ③慢性維持(既に血液透析を導入し、日常的に透析が必要となった状態)の血液透析もしくは透析導入前の患者さんに対して行う精査・加療目的の入院。
 ④ネフローゼ症候群を疑う場合に入院にて経皮的針生検(腎臓を細い針で刺して組織採取し、顕微鏡で評価を行う検査)を行った症例。
 ⑤腹膜透析(お腹の中に透析液を注入し、老廃物や不要な水分を透析液と一緒に排出する方法)を行うために連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術(お腹の中に透析液を注入するためのチューブを留置するための手術)を行い、同じ入院期間で腹膜透析の導入まで行う症例。
腎臓内科は慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性・慢性腎不全などの内科的腎疾患を中心に診療にあたっております。
外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060335xx02000x胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし1015.707.40.9963.41
060035xx01000x結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし8312.7015.612.4170.42
060010xx99x40x食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし518.909.690.0065.80
060020xx02x0xx胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし4611.1517.274.3569.28
090010xx02x0xx乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2なし467.7210.150.0064.43
■外科
 ①胆嚢炎や結石に対して行う胆嚢摘出を目的とした入院症例。傷が目立たない低侵襲な腹腔鏡を使った手術を積極的に行っております。
 ②結腸癌(大腸のうち虫垂を含む上行から横行、下行、S状結腸までの癌)に対する結腸切除術を目的とした手術入院。
 ③食道癌に対する化学療法目的の入院で、放射線療法を併施しない症例。
 ④胃癌に対する悪性腫瘍手術を目的とした入院症例。こちらも腹腔鏡を使った手術やダヴィンチ手術を積極的に行っております。
 ⑤乳癌に対して乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)を施行した症例。乳癌は乳房周囲のリンパ節にしばしば転移を起こします。乳癌の手術では腋窩部(脇の下)にあるリンパ節への転移を考慮し、この組織を採取して術中迅速診断を行います。これにより転移があった場合は、乳房切除と併せて郭清(乳房周囲のリンパ節をきれいに取り除くこと)を行います。
外科では上記のような消化器癌や乳癌を中心に外科領域における幅広い診療をしております。
 また鼠径ヘルニア手術目的の入院は、短期滞在入院基本料3に該当する手術のため、この集計には含まれておりません。
呼吸器外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040xx97x0xx肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし11315.1412.350.0069.79
040200xx01x00x気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし209.0510.040.0046.15
040200xx99x00x気胸 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし107.709.140.0045.50
040010xx01x0xx縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし-----
160450xx99x1xx肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2あり-----
■呼吸器外科
①肺癌に対して胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術を行った入院症例。
②気胸(肺に穴が開く疾患)に対しての肺嚢胞手術を行った症例。可能な場合は腹腔鏡を使用した術式を積極的に行っており、手術侵襲の軽減、術後の早期回復、呼吸機能の温存などの利点があり、とくに高齢や合併症を有するハイリスク症例では有用となっています。
③気胸に対して胸腔ドレナージ(気胸によって胸腔内に漏れてしまった空気を体外に排出するためのチューブを留置し機械につなげる治療法)を行った症例。
④胸腺癌等に対して縦隔悪性腫瘍手術(胸腔鏡下を含む)を行った症例。④肺膿瘍に対する胸腔鏡下肺切除術や胸腺のう胞に対する胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術等の症例。
⑤外傷性気胸に対して胸腔ドレナージ(気胸によって胸腔内に漏れてしまった空気を体外に排出するためのチューブを留置し機械につなげる治療法)を行った症例。
上記症例を含めて、呼吸器外科では低侵襲な胸腔鏡を用いるなどして呼吸器関連手術を行っております。
心臓血管外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050180xx97xxxx静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり472.173.20.0066.17
050080xx01010x弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし2522.1623.930.0071.04
050163xx99000x非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし254.448.40.0076.96
050163xx03x0xx非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし2017.4512.515.0075.90
050050xx01110x狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等11,2あり 手術・処置等21あり 副傷病なし1226.0028.118.3371.92
■心臓血管外科
 ①下肢静脈瘤(鼡径部(足の付け根のあたり)にある静脈(大伏在静脈)の弁が壊れると、静脈に血液が溜まりこぶのように膨らみ浮き出てきます。)に対して不全弁を静脈ごと引き抜く手術(大伏在静脈抜去術)を目的とした入院症例。
 ②弁膜症に対して弁形成術や弁置換術等の手術を行い、中心静脈注射を施行する症例。
 ③胸部および腹部大動脈瘤(非破裂性)に対して、手術療法を行わず精査(術前含む)のみを行った入院症例。
 ④主に腹部大動脈瘤に対する治療で、ステントグラフト内挿術を施行する症例。
 ⑤労作性・不安定狭心症に対する治療で、冠動脈・大動脈バイパス移植術を施行する症例。
整形外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160800xx01xxxx股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等11627.9427.0974.1480.32
160760xx97xx0x前腕の骨折 手術あり 副傷病なし795.115.213.8060.92
07040xxx01xxxx股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等7524.2323.145.3367.67
160620xx01xxxx肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等717.6111.410.0042.01
160690xx99xx0x胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし6312.9219.9468.2581.48
■整形外科
 ①肩・股・膝関節における変形性関節症やリウマチに対して行う人工関節置換術。
 ②肩甲骨・上腕・大腿骨の骨折に対して行う骨接合術(折れた骨を金属の板やネジ等で固定する手術)等の骨折観血的手術
 ③前腕・下腿・手舟状骨の骨折に対して行う骨折観血的手術(保存的加療が難しい場合に、骨折部を開いてワイヤー、ネジ、金属プレート等を使って骨折部位を固定する方法)。
 ④骨折等の手術で体内に留置した金属プレートやネジを抜去するための手術。
 ⑤肩関節の上腕骨頭、股関節の大腿骨頭が壊れ、骨頭を保存しての治療が難しいとき、これを金属の骨頭を入れ替え、取り戻させる。
 整形外科では、肩や膝などについてはより安全で低侵襲な鏡視下手術等を積極的に取り入れ、専門性の高い先進的な治療を行っております。また、手術後にリハビリを継続的に行っていく必要があることから、他院への転院をお願いしているため、疾患によっては転院率が高くなっています。
脳神経外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
010060x2990401脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2-----
010030xx01x00x未破裂脳動脈瘤 脳動脈瘤頸部クリッピング等 手術・処置等2なし 副傷病なし-----
010230xx99x00xてんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし-----
010060x2990201脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2-----
010060x2990400脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 3、4又は5-----
■脳神経外科
脳神経外科は医師不在のためH18年4月以降休診となっておりましたが、H29年4月より診療を再開致しました。
当科では主に中枢神経系の疾患を対象としており、具体的には脳梗塞や脳出血、さらにはくも膜下出血などの脳血管障害、あるいは頭部外傷や各種脳腫瘍などの診断および治療を担っております。その他機能的疾患として、種々の頭痛(片頭痛、緊張型頭痛など)、てんかん、痙攣、めまい、顔面麻痺、三叉神経痛、中枢神経系の感染症(髄膜炎、脳炎)なども診療対象としております。
脳梗塞急性期の患者さんに対して血栓溶解療法による治療を中心に加療し、脳血管疾患等リハビリも行なっています。
また、くも膜下出血の原因となる未破裂動脈瘤に対して、侵襲の少ない血管内治療を施行。慢性硬膜下血腫に対しては穿孔洗浄術を施行しております。
小児科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
140010x199x00x妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし1556.816.185.160.00
140010x299x0xx妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし2011.3511.4915.000.00
■小児科
①標準よりも低体重で生まれた場合や帝切児症候群、黄疸、羊水感染等の合併がある場合、母体に何らかの既往疾患がある場合など、分娩直後から入院が必要になった新生児(出生から28日目まで)で出生時体重が2,500g以上の場合。
②分娩直後から入院が必要になった新生児(出生から28日目まで)で出生時体重が1,500g以上2,500g未満の場合。

※当院では平成29年4月より小児科常勤医師が不在となり、小児科診療を休止しております。

泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
11012xxx020x0x上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 副傷病なし1745.345.751.7261.06
110070xx0200xx膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし1177.537.310.8572.53
110420xx97xx0x水腎症(その他) その他の手術あり 副傷病なし623.615.170.0065.69
110070xx02020x膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし6163487.641.6473.02
110080xx01x0xx前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし4913.9212.920.0068.35
■泌尿器科
 ①腎・尿管結石に対して尿管鏡を用いながらレーザーによって砕石を行うTUL(経尿道的尿管結石除去術)入院症例。
 ②膀胱癌において開腹せずに手術用内視鏡を用いて膀胱腫瘍を切除するTUR-BT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)を行った症例。
 ③水腎症(尿路狭窄などの尿路通行障害により、尿の通り道や腎臓に尿が溜まってしまい拡張した状態)に対して尿管ステント留置術(ステントという直径1.5~2mm程の管を尿管に入れることで、尿管がふさがらないようにする治療法)を施行した症例。
 ④②の症例で、手術と併せて抗癌剤を膀胱注入した場合の症例。
 ⑤前立腺癌に対して腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術を行った入院症例。腹腔鏡手術は開放手術では約15~20cmの切開が必要なのに対して、1cm前後のポート(小さな穴)を6か所作製して行う非常に低侵襲な手術となっています。
 当院では、腎・尿路系疾患のDPC症例数が非常に多く、前立腺癌・膀胱癌・腎癌などに対しては内視鏡支援ロボット手術(ダヴィンチ)を受けることができます。
形成外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080007xx010xxx皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし522.604.140.0047.54
020230xx97x0xx眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし353.713.290.0070.97
070010xx010x0x骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 副傷病なし264.085.80.0053.77
090010xx05xxxx乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術(一連につき) 乳房(再建手術)の場合等216.908.020.0042.67
080006xx01x0xx皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし195.008.50.0078.00
■形成外科
①四肢・躯幹の軟部腫瘍摘出術
②眼瞼下垂(まぶたが上がりにくい症状)に対する眼瞼挙筋前転法と呼ばれる手術。この手術では、眼窩隔膜に切開を加え下側の断片を引き下げて瞼板に固定することで、下がっていた瞼が上がり本来の目の大きさに戻ります。またミュラー筋という自律神経とも連動しているまぶたの裏にある筋肉を傷つけるリスクが低い術式です。
③④皮膚および皮下にできた腫瘍(露出部、長径2㎝未満)の摘出術。皮膚・皮下腫瘍摘出術は腫瘍の大きさ等によって集計上は複数のKコードに分散されています。
⑤悪性腫瘍、動脈閉塞による壊死、重症の挫滅創、慢性骨髄炎などのため、四肢のその部分を体から切り離すことが必要な場合に、切断股は離断を行います。
 また外傷や体表先天異常に対する外科的治療から、あざ等に対して行うレーザー治療など多岐にわたって診療しております。
耳鼻咽喉科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030240xx99xxxx扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし356.035.480.0040.89
030428xxxxxxxx突発性難聴2710.789.180.0057.22
030390xx99xxxx顔面神経障害 手術なし2510.929.450.0051.16
030230xxxxxxxx扁桃、アデノイドの慢性疾患249.468.010.0020.00
030150xx97xxxx耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり209.357.580.0060.25
■耳鼻咽喉科
 ①慢性扁桃炎などに対する扁桃腺摘出術。IgA腎症と呼ばれる腎疾患の患者さんに対しても、扁桃が関与しているとされるため、腎臓内科で内科的治療を行う前に耳鼻咽喉科で扁桃腺摘出術を行うこともあります。
 ②慢性副鼻腔炎に対する内視鏡的副鼻腔手術となります。この手術は部位や病気の症状などによって術式が複数に分けられています。
 ③喉頭の良性腫瘍や極初期の限局した癌、喉頭肉芽腫に対して行われる。
 ④扁桃周囲膿瘍(口蓋扁桃炎から感染・炎症が波及し、膿瘍を形成したもの)に対して行われるもので、局所麻酔下に穿刺を行い膿瘍を確認した後、メスで切開して十分に排膿する。
 ⑤真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術(中耳炎の原因病巣を除去するとともに鼓膜・耳小骨連鎖を再建し、聴力の改善を目的におこなう方法)。
産婦人科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
12002xxx99x40x子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし1155.754.980.0063.97
120010xx99x40x卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし1044.555.020.0070.56
120060xx01xxxx子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等748.189.910.0047.53
120010xx99x70x卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等27あり 副傷病なし585.194.630.0054.97
120010xx99x50x卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし575.444.755.2665.88
■産婦人科
 ①子宮頸・体部癌に対する化学療法(抗癌剤療法)の入院症例。
 ②卵巣癌に対する治療として化学療法(抗癌剤療法)を行う入院症例。
 ③子宮筋腫等の子宮良性腫瘍に対する手術入院。この症例では、年齢や患者さんの状況(手術後に妊娠を希望する場合等)に応じて、子宮全摘出術や筋腫だけを取り除く子宮核出術を行います。身体の負担が少なく入院日数も短い腹腔鏡や子宮鏡を用いた手術を多数手掛けており、腹部を全く切らない膣式手術にも力を入れております。
 ④卵巣癌に対する治療として特定の抗癌剤を用いた化学療法(ベバシズマブ)を行う入院症例。
 ⑤卵巣癌に対する治療として特定の抗癌剤を用いた化学療法(カルボプラチン+ドセタキセル水和物)を行う入院症例。
眼科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
020240xx97xxx0硝子体疾患 手術あり片眼1211.586.630.0060.42
020180xx97x0x0糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2なし片眼-----
020200xx9710xx黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし-----
020110xx99xxxx白内障、水晶体の疾患 手術なし-----
020160xx97xxx0網膜剥離 手術あり片眼-----
■眼科
①白内障に対する水晶体再建術で眼内レンズという人工水晶体を挿入する手術。眼科では眼科疾患全般の診療を行っておりますが、特に専門は白内障および網膜硝子体疾患です
②網膜剥離、糖尿病や高血圧症などによる硝子体出血、黄斑部の病気などに対して行う硝子体茎顕微鏡下離断
 術前日数については、基礎疾患として糖尿病を有する症例では術前に血糖値をコントロールすることがあり、やや長期化する場合があります。同一入院で左右の手術を2度に分けて行う場合には、必ずしも1度目の手術の術前日数で集計されてはおりません。
また、多くの割合を占めた白内障手術目的等の入院は、「短期滞在入院基本料3」に該当する手術のため、この指標の集計には含まれておりません。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌106405680216217
大腸癌784493904716717
乳癌576129-104217
肺癌89169021818521917
肝癌-303829-8017
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
◆定義
 5大癌と呼ばれる「胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌」の患者さんの延べ患者数を初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。
◇UICC病期分類
 国際対がん連合(UICC)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つの要素によって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
◇再発
 「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者さんを診察した場合や、治療癌寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
◆解説
 当院ではどの癌腫においてもⅠ~Ⅱ期の患者さんが多く見られ、特にこの病期の胃癌や大腸癌に対しては内視鏡的治療が多く実施されており、患者さんへの負担が比較的少ない方法での根治が可能となります。ただしⅢ~Ⅳ期の患者さんも少なくはなく、大腸癌や肺癌ではⅣ期が一番多くなっています。乳癌に対しては根治術から化学療法や乳房再建まで、各々の状況に応じた治療を行っています。
 なお、UICC病期分類が不明に分類されている症例については、多くが治療前の検査入院に該当する患者さんとなっており、入院中に検査結果が出ていなかったり、遠隔転移の評価を退院後に実施する方針等で、当該入院中の情報だけでは病期分類までできなかったことなどが理由に挙げられます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症259.0855.56
中等症9016.1873.80
重症3421.7180.74
超重症1817.6781.50
不明00.000.00
◆定義
 成人市中肺炎(病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎)の患者さんの人数を重症度別に集計しています。集計においては「成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)」による重症度分類システムを用いています。なお、インフルエンザウイルス等のウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥により発生する肺炎・気管支炎等は集計対象外となっています。また小児肺炎も対象外です。
◆解説
 患者数が多いのは中等症となっています。重症度と平均在院日数のデータから、重症度が高いほど在院日数も延びる傾向が読み取れます。また重症度の平均年齢については軽症以外の項目はすべて75歳を超えており、このことから高年齢であることは重症化するリスク要因となり得るということが読み取れます。 なお「成人市中肺炎診療ガイドライン」では、『軽症の患者さんは外来治療の対象となり入院適応ではない』となっておりますが、軽症の患者さんであっても先天性疾患や癌の既往があるなど重症化が危惧される場合には入院して頂くこともあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内2019.9076.0536.00
その他----
脳神経外科は医師不在のためH18年4月以降休診となっておりましたが、H29年4月より診療を再開致しました。
当科では主に中枢神経系の疾患を対象としており、具体的には脳梗塞や脳出血、さらにはくも膜下出血などの脳血管障害、あるいは頭部外傷や各種脳腫瘍などの診断および治療を担っております。その他機能的疾患として、種々の頭痛(片頭痛、緊張型頭痛など)、てんかん、痙攣、めまい、顔面麻痺、三叉神経痛、中枢神経系の感染症(髄膜炎、脳炎)なども診療対象としております。
脳梗塞急性期の患者さんに対して血栓溶解療法による治療を中心に加療し、脳血管疾患等リハビリも行なっています。
また、くも膜下出血の原因となる未破裂動脈瘤に対して、侵襲の少ない血管内治療を施行。慢性硬膜下血腫に対しては穿孔洗浄術を施行しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)3850.631.530.0065.08
K6152血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術)922.1010.582.1770.95
K688内視鏡的胆道ステント留置術805.1112.6511.2577.24
K6112抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合)7015.0922.577.1470.04
K654内視鏡的消化管止血術612.4411.7913.1172.31
■消化器内科
 ①大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術の症例。ポリペクトミー目的の1泊2日入院が典型的な症例。
 ②肝癌に対する血管塞栓術(癌に栄養を運んでいる血管を人工的に塞ぐ治療法)。
 ③胆道疾患や膵臓疾患に対して行われる手術である内視鏡的胆道ステント留置術。この手術は様々な病態で狭窄した胆道にチューブを通して拡張し、胆汁の流れを良くする手術です。
 ④化学療法を行う際に、中心静脈から抗癌剤の点滴を行うために用いる機器の一種である「CVポート」を皮膚の下に埋め込む手術が消化器内科で最も多い症例となっています。
 ⑤消化管出血に対して行う内視鏡的止血術(出血部位を内視鏡下に確認し、電気メスやレーザー、止血クリップ等を用いて止血を行う方法)。
循環器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5493経皮的冠動脈ステント留置術(その他)1445.284.504.1768.76
K5972ペースメーカー移植術(経静脈電極)583.288.953.4578.59
K616四肢の血管拡張術・血栓除去術492.923.882.0472.06
K5492経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症)410.3413.344.8865.63
K5491経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞)360.0314.562.7865.97
■循環器内科
 ①狭心症や急性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対して、心臓カテーテル検査等とともに経皮的冠動脈ステント留置術を行った症例。
 ②房室ブロックなどの徐脈性不整脈に対して、脈拍が一定数以下にならないように心臓に刺激を与える機械であるペースメーカーの移植術を行う症例。
 ③閉塞性動脈硬化症に対して四肢の血管拡張術(先端に風船が付いたカテーテルで狭窄部を拡張する治療法)を行った症例。
 ④不安定狭心症に対して緊急で経皮的冠動脈ステント留置術(ステントと呼ばれる金属製の編み目状のものを血管の内側で拡張し、支えとして冠動脈に留置する治療法)を行った症例。
 循環器内科ではその他に、致死性不整脈に対して生命を守るためのICD(植込み型除細動器)留置や心房細動・上室性頻脈・心室性不整脈に対するカテーテルアブレーション等の治療も積極的に行っております。 
 ⑤急性心筋梗塞に対して緊急で経皮的冠動脈ステント留置術(ステントと呼ばれる金属製の編み目状のものを血管の内側で拡張し、支えとして冠動脈に留置する治療法)を行った症例。
呼吸器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K6112抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合)1613.8814.250.0066.94
K6181中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合)-----
K654内視鏡的消化管止血術-----
K386気管切開術-----
K522-2食道ステント留置術-----
■呼吸器内科
①②化学療法をや栄養を行う際に、中心静脈から抗癌剤の点滴を行うために用いる機器の一種である「CVポート」を皮膚の下に埋め込む手術が呼吸器内科で最も多い症例となっています。
腎臓内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3内シャント又は外シャント設置術1378.649.4018.9868.00
K635-3連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術588.0515.781.7261.91
K616-4経皮的シャント拡張術・血栓除去術225.828.1822.7377.86
K029筋肉内異物摘出術171.473.125.8858.88
K6147血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)-----
■腎臓内科
①血液透析の際に用いる内シャントと呼ばれる動脈と静脈をつなげて動脈の流れの良い血液を静脈血管に流す手術。
②腹膜透析(患者さん自身の腹膜を利用して血液をきれいにする治療法)を行うために、腹腔内に透析液を流すためのカテーテルを留置する手術。
③シャントトラブル(狭窄)の際に行われる、バルーンの付いたカテーテルを挿入して狭窄部位を拡張するPTAと呼ばれる手術。PTAは入院期間も短期で行われる手術であり、近年では外来で行われるケースも増えてきております。また他院にて維持透析管理をされている患者さんがシャントトラブルを起こした際にも積極的な受け入れを行っております。
④シャントトラブル(狭窄)の際に行われるカテーテル等を抜去する手術。
外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術1142.304.630.8864.30
K719-3腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術1035.0811.221.9470.64
K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)742.341.801.3562.12
K6335鼠径ヘルニア手術661.451.561.5267.59
K4763乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))461.375.350.0064.43
■外科
 ①胆嚢炎や結石などに対して腹腔鏡を使用して行う胆嚢摘出術。特に一つの孔で行う単孔式手術を積極的に行っており、より低侵襲な手術となっています。
 ②結腸癌(大腸のうち虫垂を含む上行から横行、下行、S状結腸までの癌)に対して腹腔鏡を使用して悪性病変や周辺リンパ節等の切除を行った症例。
 ③鼠径ヘルニアに対して行われる腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(腹腔鏡下に脱出しているヘルニア内容を戻したあと、ヘルニアを形成していた脆弱な部位をメッシュと呼ばれる網状の材料で固定する方法)。
 ④鼠径ヘルニアに対して行う前方(鼡径部)アプローチの手術(③の手術操作を腹腔鏡を使用せずに行う。再発例や下腹部の手術既往例など腹腔内に癒着があり腹腔鏡下に行うことが難しい場合に開腹手術を選択する)。
 ⑤乳癌に対して行われるもので、術前診断で腋窩リンパ節転移がなく(または可能性が少ない)、癌の進展範囲が広く、乳房部分切除が困難な症例が対象となる。両胸筋を温存しして行われる。
 その他にも、甲状腺癌、食道癌、胃癌、肝癌、胆管癌、膵癌などに対する根治手術を中心とした集学的治療や、新たに保険適応になった胃癌の内視鏡支援ロボット手術(ダヴィンチ)なども行っております。
呼吸器外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K514-23胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)901.9812.810.0070.03
K5131胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除))224.827.360.0048.05
K514-21胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)121.2510.670.0069.42
K514-22胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除)111.9111.000.0068.18
K5132胸腔鏡下肺切除術(その他)-----
■呼吸器外科
 ①胸腔鏡を使用した肺癌に対する肺切除術(肺葉切除:肺葉を単位とする切除方法)です。
 ②胸腔鏡を使用した気胸に対する肺嚢胞手術です。
 ③胸腔鏡を使用した肺癌に対する肺切除術(部分切除:肺表層で辺縁に近い小病巣の切除)です。
 呼吸器外科では低侵襲な胸腔鏡を用いるなどして呼吸器関連手術を行っております。
 ④胸腔鏡を使用した肺癌に対する肺切除術(区域切除:肺は右肺が10区、左肺が8区域に分類されているがこの区域に従った切除。高齢者で肺機能温存のために行われたり、肺葉切除まで必要ないと考えられる早期肺癌に対して行われることが多い。)です。
心臓血管外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K617-2大伏在静脈抜去術470.041.130.0066.17
K552-22冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上)268.3115.123.8569.62
K5612ステントグラフト内挿術(腹部大動脈)183.1712.785.5676.33
K5607大動脈瘤切除術(腹部大動脈(その他のもの))138.3829.4615.3873.77
K5551弁置換術(1弁)125.1720.258.3374.00
■心臓血管外科
 ①下肢静脈瘤(鼡径部(足の付け根のあたり)にある静脈(大伏在静脈)の弁が壊れることで、静脈に血液が溜まりこぶのように膨らみ浮き出てくる)に対して不全弁を静脈ごと引き抜く手術(大伏在静脈抜去術)。
 ②冠動脈バイパス移植術は狭くなった冠動脈病変の先に新たに血管をつなげることにより、心筋への血流を増やす治療法。
 ③腹部大動脈瘤に対するステントグラフト(人工血管にステントといわれるバネ状の金属を取り付けた新型の人工血管)内挿術。ステントグラフトによる治療では手術による切開部を小さくすることができ、患者さんの身体にかかる負担が少なくなります。
 ④腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術。ヘパリンを投与し、血管の瘤のある部分の前後を一旦遮断しておいて直管型あるいは分岐型人工血管に置き換えます。
 ⑤大動脈弁狭窄症・閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症・閉鎖不全症に対する治療で、傷んだ弁を切り取って人工弁を植え込む手術を行ないます。大動脈弁置換術の場合、人工心肺を使用して心臓を止めて行ないます。
整形外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0821人工関節置換術(肩,股,膝)1541.6022.6913.6471.29
K0461骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿)1224.4719.7059.8477.17
K0462骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨)882.145.919.0962.08
K0483骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿)570.981.540.0046.54
K0811人工骨頭挿入術(肩,股)486.0021.1562.5075.21
■整形外科
 ①肩・股・膝関節における変形性関節症やリウマチに対して行う人工関節置換術。
 ②肩甲骨・上腕・大腿骨の骨折に対して行う骨接合術(折れた骨を金属の板やネジ等で固定する手術)等の骨折観血的手術
 ③前腕・下腿・手舟状骨の骨折に対して行う骨折観血的手術(保存的加療が難しい場合に、骨折部を開いてワイヤー、ネジ、金属プレート等を使って骨折部位を固定する方法)。
 ④骨折等の手術で体内に留置した金属プレートやネジを抜去するための手術。
 ⑤肩関節の上腕骨頭、股関節の大腿骨頭が壊れ、骨頭を保存しての治療が難しいとき、これを金属の骨頭を入れ替え、取り戻させる。
 整形外科では、肩や膝などについてはより安全で低侵襲な鏡視下手術等を積極的に取り入れ、専門性の高い先進的な治療を行っております。また、手術後にリハビリを継続的に行っていく必要があることから、他院への転院をお願いしているため、疾患によっては転院率が高くなっています。
脳神経外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術-----
K1771脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)-----
K1742水頭症手術(シャント手術)-----
K6092動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈)-----
K664胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)-----
■脳神経外科                                                                                     脳神経外科は医師不在のためH18年4月以降休診となっておりましたが、H29年4月より診療を再開致しました。
当科では主に中枢神経系の疾患を対象としており、具体的には脳梗塞や脳出血、さらにはくも膜下出血などの脳血管障害、あるいは頭部外傷や各種脳腫瘍などの診断および治療を担っております。その他機能的疾患として、種々の頭痛(片頭痛、緊張型頭痛など)、てんかん、痙攣、めまい、顔面麻痺、三叉神経痛、中枢神経系の感染症(髄膜炎、脳炎)なども診療対象としております。
脳梗塞急性期の患者さんに対して血栓溶解療法による治療を中心に加療し、脳血管疾患等リハビリも行なっています。
また、くも膜下出血の原因となる未破裂動脈瘤に対して、侵襲の少ない血管内治療を施行。慢性硬膜下血腫に対しては穿孔洗浄術を施行しております。
泌尿器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7811経尿道的尿路結石除去術(レーザー)1781.443.091.6961.44
K8036イ膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの)1761.774.491.1472.62
K783-2経尿道的尿管ステント留置術1080.972.536.4869.68
K843-4腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる)492.0210.900.0069.35
K773-2腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術412.549.120.0070.90
■泌尿器科
 ①腎・尿管結石に対して尿管鏡を用いながらレーザーによって砕石を行う手術です。
 ②膀胱癌において開腹せずに手術用内視鏡を用いて膀胱腫瘍を切除する手術です。
 ③水腎症などに対して尿の通り道を確保するためのステント留置の手術です。
 ④前立腺癌に対して内視鏡支援ロボット手術(ダヴィンチ)を使用して行う前立腺悪性腫瘍手術です。
 ⑤腎癌や腎盂・尿管癌に対して、腹腔鏡下に行う悪性腫瘍手術です。
形成外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0301四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹)280.932.070.0058.86
K2191眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)250.961.920.0070.24
K0061皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満)180.281.000.0050.33
K0051皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満)170.411.180.0050.00
K0842四肢切断術(上腕,前腕,手,大腿,下腿,足)1312.7732.6953.8577.69
■形成外科
①四肢・躯幹の軟部腫瘍摘出術です。
②眼瞼下垂(まぶたが上がりにくい症状)に対する眼瞼挙筋前転法と呼ばれる手術。この手術では、眼窩隔膜に切開を加え下側の断片を引き下げて瞼板に固定することで、下がっていた瞼が上がり本来の目の大きさに戻ります。またミュラー筋という自律神経とも連動しているまぶたの裏にある筋肉を傷つけるリスクが低い術式です。
③④皮膚および皮下にできた腫瘍(露出部、長径2㎝未満)の摘出術。皮膚・皮下腫瘍摘出術は腫瘍の大きさ等によって集計上は複数のKコードに分散されています。
⑤悪性腫瘍、動脈閉塞による壊死、重症の挫滅創、慢性骨髄炎などのため、四肢のその部分を体から切り離すことが必要な場合に、切断股は離断を行います。
 また外傷や体表先天異常に対する外科的治療から、あざ等に対して行うレーザー治療など多岐にわたって診療しております。
耳鼻咽喉科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K3772口蓋扁桃手術(摘出)261.467.650.0022.35
K340-5内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)161.446.560.0055.50
K3932喉頭腫瘍摘出術(直達鏡)123.009.170.0067.00
K368扁桃周囲膿瘍切開術-----
K319鼓室形成手術-----
■耳鼻咽喉科
 ①慢性扁桃炎などに対する扁桃腺摘出術。IgA腎症と呼ばれる腎疾患の患者さんに対しても、扁桃が関与しているとされるため、腎臓内科で内科的治療を行う前に耳鼻咽喉科で扁桃腺摘出術を行うこともあります。
 ②慢性副鼻腔炎に対する内視鏡的副鼻腔手術となります。この手術は部位や病気の症状などによって術式が複数に分けられています。
 ③喉頭の良性腫瘍や極初期の限局した癌、喉頭肉芽腫に対して行われる。
 ④扁桃周囲膿瘍(口蓋扁桃炎から感染・炎症が波及し、膿瘍を形成したもの)に対して行われるもので、局所麻酔下に穿刺を行い膿瘍を確認した後、メスで切開して十分に排膿を行います。
 ⑤真珠腫性中耳炎等に対する手術(中耳炎の原因病巣を除去するとともに鼓膜・耳小骨連鎖を再建し、聴力の改善を目的におこなう方法)です。
産婦人科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K877子宮全摘術751.006.350.0050.07
K8882子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)740.994.990.0046.58
K867子宮頸部(腟部)切除術451.002.560.0042.47
K8654子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式)331.457.300.0070.55
K872-2腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術320.974.840.0039.47
■産婦人科
 ①子宮筋腫や子宮頚部異形成、上皮内癌などに対して行う子宮全摘術。子宮頸癌に対して行う広汎子宮全摘術とは違い、子宮に付着する各靭帯や子宮支帯を分離することなく子宮ぎりぎりで切断する術式になります。
 ②卵巣と卵管を同時に摘出する子宮付属器腫瘍摘出術。卵巣嚢腫のいちばん基本的な術式です。附属器の良性腫瘍手術は腹腔鏡下に行うのが主流になりつつあり、当院でも積極的に腹腔鏡を使用した術式で行っています。
 ③出血や帯下の増量などを伴う高度の子宮膣部びらんや子宮頚部異形成、上皮内癌の治療として子宮膣部ないし頸部を切除する治療法です。
 ④子宮脱や子宮下垂に対して行われる子宮脱手術。子宮脱手術には複数の種類があり、近年は子宮を摘出する方法が主流となっています。当院でも膣壁形成術と子宮全摘術を組み合わせた術式の症例数が多くなっています。
 ⑤子宮筋腫などに対する腹腔鏡下子宮筋腫摘出術。この手術は筋腫のみを摘出するため、子宮を温存することが可能です。
 産婦人科では身体への負担が少なく入院日数も短い腹腔鏡や子宮鏡を用いた手術を多数手掛けており、腹部を全く切らない膣式手術にも力を入れております。また保険外診療として、内視鏡支援ロボット手術(ダヴィンチ)も行っております。
眼科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ロ水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)973.022.260.0074.57
K2801硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)200.959.900.0065.40
K2802硝子体茎顕微鏡下離断術(その他)101.6011.700.0059.10
K220結膜縫合術-----
K225-2結膜腫瘍摘出術-----
■眼科
①白内障に対する水晶体再建術で眼内レンズという人工水晶体を挿入する手術。眼科では眼科疾患全般の診療を行っておりますが、特に専門は白内障および網膜硝子体疾患です。
②③網膜剥離、糖尿病や高血圧症などによる硝子体出血、黄斑部の病気などに対して行う硝子体茎顕微鏡下離断術前日数については、同一入院で左右の手術を2度に分けて行うことがあるため、必ずしも1度目の手術の術前日数で集計されてはおりません。 
④外傷等によって裂傷を生じた結膜欠損部の創を縫合する手術です。
⑤結膜に生じた腫瘍をその周囲の健常結膜を含めて切除する手術です。腫瘍切除後の結膜欠損部は、小さい場合はそのまま縫合し、大きい場合は有茎弁や無茎弁の結膜を持ってきて被覆します。また悪性が疑われたり組織再建が必要な症例では、形成外科と協力して治療を行う場合もあります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一--
異なる130.11
180010敗血症同一110.09
異なる110.09
180035その他の真菌感染症同一--
異なる--
180040手術・処置等の合併症同一840.70
異なる--
◆定義
 ①播種性血管内凝固症候群、②敗血症、③真菌症、④手術・処置等の合併症の患者数と発生率を集計しています。
  上記の疾病を治療する際にたくさんの医療資源が必要とされるため、該当するDPCは高額な点数(医療費)が設定されている傾向にあります。
 ①播種性血管内凝固症候群:感染症等を契機として起こる、全身性の重症な病態です。
 ②敗血症:感染を契機とする全身性炎症反応の重症な病態です。
 ③真菌症:真菌というカビの仲間によって引き起こされる感染症です。
 ④手術・処置等の合併症: 手術や処置に起因して発生する合併症を指します。例として術後出血や創部感染、内シャント、人工関節等の体内に埋め込んだ機具のトラブル等がこれに該当します。
 この指標に示される用語は以下の通りです。
◇DPC上6桁コード
 DPCの情報は14桁のコードで表現され、そのうち上6桁は傷病名を示すコードとなっています。
◇入院契機
 DPC上6桁コードにて分類される傷病名(医療資源病名:最も医療資源を投入した傷病名)とは別に、入院の契機となった傷病名(入院契機病名)がそれぞれの入院患者さんにつけられています。この指標では、医療資源病名と入院契機病名が「同一」か「異なる」かにより分けて集計しています。
◇発生率
 全入院患者のうち、該当するDPCで入院費の請求を行った患者さんの割合です。
◆解説
 上記疾患のDPCは高額な点数(医療費)が設定されているため、アップコーディング(不適切な医療費の請求)の疑いを招き易い傷病名とされています。当院ではDPCを決定する際、臨床的に根拠のある診断とそれに基づいた医療資源の投入量からよく熟考の上、妥当・適切な請求となるよう努めており、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症の発生率については、いずれも低い結果となっています。
 手術・処置等の合併症については、代表的なものは血液透析の際に使用する内シャントのトラブル(狭窄、閉塞等)に関する症例となっており、この症例の場合、1~3日程度のシャントトラブル解除のみを目的とした短期入院となります。当院では、他院にて維持透析管理をされている患者さんがシャントトラブルを起こした際にも積極的な受け入れを行っており、患者さんが地域で安心して医療を受けることが出来るよう他医療機関との円滑な連携を図っております。
 その他には、1度目の入院で人工関節等の手術を行い外来移行した後、脱臼や破損などを契機に再入院した際にもこのDPCに該当するため、入院契機が同一となる割合が高くなっています。
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