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平成27年度 函館五稜郭病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数8532482244937851313310830861764291
◆定義
 集計期間に退院した患者さんの年齢階層別(10歳刻み)患者数です。年齢は、入院した時点での年齢で集計しています。
◆解説
 当院は地域がん診療連携拠点病院であり、また道南医療圏における急性期医療の中核として、がん医療・救急医療を中心とした質の高い医療を幅広い年齢層の患者さんへ提供しております。中でも70歳代は最も多く、60歳以上の患者さんの占める割合は全体の6割を超えており、地域の高齢化を反映しています。
また、0~9歳の区分が多くなっているのは、分娩を多く受け入れているからであり、新生児患者の入院によるものです。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060050xx97x0xx肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし9714.2911.980.0073.73
060340xx03x00x胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし9010.9810.932.2274.42
060100xx03xx0x小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的消化管止血術等 副傷病なし743.412.760.0063.32
◆定義
 診療科毎に症例数上位3つの診断群分類について集計しています。
 DPC包括対象外の症例(短期滞在入院基本料3、労災保険、自賠責保険の患者さん等)は対象外となっています。
10件未満の症例については‐(ハイフン)が記入されており、上位3つが全て10件以下の診療科については掲載していません。
 他の診療科についても以下の定義は同様です。
◇DPCコード
 DPC(診断群分類)の情報は14桁のコードで表します。傷病名と治療行為の組み合わせによって分類されるため、同じ疾患でも治療行為が変わればDPCコードは異なります。
◇DPC名称
 どのような疾患と治療行為で分類されているかを表します。
◇平均在院日数(自院)
 病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
◇平均在院日数(全国)
 厚生労働省より公表されている平成27年度における全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
◇転院率
 該当する症例数のうち、当院から他院へ移動して継続入院(転院)することとなった患者さんの割合です。
◇患者用パス
 DPCコードに対応した患者用パスについては将来的に公開していく予定です。
 パス(クリティカルパス)とは、一定の疾患や検査毎について、治療の段階や最終的に患者さん目指す状態に向けて最適と考えられる医療の介入内容をスケジュール表(パスシート)にしたものです。治療時に患者さんにお渡ししています。
◆解説
■消化器内科
 消化器内科で最も多い症例は、①肝癌に対する血管塞栓術(癌に栄養を運んでいる血管を人工的に塞ぐ治療法)を目的とした入院となっています。
 次いで多いのは、②総胆管結石および胆管炎に対する内視鏡的乳頭切開術(内視鏡を十二指腸まで挿入し、胆管・膵管の出口にあたる乳頭部を切開し結石の除去等を行い、胆道が閉塞して起こる黄疸を軽減させる治療法)を行った入院です。
 3番目に多い症例が、③直腸やその他大腸ポリープに対する内視鏡的治療のための入院で、コールドポリペクトミーと呼ばれるより遅発性出血の少ない低侵襲な治療も積極的に行っております。他にも、早期胃癌に対する精査から診断・内視鏡的治療(ESD)の症例数も多くなっております。
 消化器内科の診療分野は、上部・下部消化管および肝胆膵疾患が多く、内視鏡検査やバリウム造影などの診断から、ポリープ・早期癌における内視鏡的治療、癌に対する化学療法に至るまで幅広く行っております。また肝疾患に対する血管造影、肝動脈塞栓術、ラジオ波焼灼療法、胆道狭窄に対する経皮的肝胆管ドレナージ、ステント留置なども積極的に行っています。
 また内視鏡的結腸ポリープ切除術・粘膜切除術目的の入院は、短期滞在入院基本料3に該当する手術のため、この指標の集計には含まれておりません。
循環器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050050xx99100x狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし1134.553.071.7768.84
050050xx0200xx狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし928.024.871.0969.52
050050xx99130x狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等23あり 副傷病なし914.965.950.0070.00
■循環器内科
 循環器内科では、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患(冠動脈の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患)の症例を多く診ています。心臓CTによるスクリーニングを外来において行う場合もありますが、①心臓カテーテル検査(カテーテルと呼ばれる細い管を使った検査)を行うための  入院が最も多い症例となっており、3番目に多い症例が③心筋シンチグラムと心臓カテーテル検査を併せて行う症例になっております。心筋シンチグラムとは、静脈に放射性同位元素を注射して放出される放射線を撮影し、心筋の血流やエネルギー代謝などを画像化する検査です。これにより虚血の部位、範囲や程度を明らかにして心臓カテーテル検査等の治療方針を決定します。
 2番目に多い症例は、①③の結果治療が必要な症例に対して経皮的冠動脈形成術(先端に風船が付いたカテーテルで狭窄部を拡張する治療法)や経皮的冠動脈ステント留置術(ステントと呼ばれる金属製の編み目状のものを血管の内側で拡張し、支えとして冠動脈に留置する治療法)等の心臓カテーテル治療を行う症例になります。
 その他にも、特に緊急性の高い虚血性心疾患、不整脈疾患、重症心不全などの循環器救急疾患に対しては24時間体制で対応し、迅速な診断、治療を行っております。一方で高血圧や糖尿病などの生活習慣病への予防と管理に至るまで幅広く診療しております。
呼吸器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040XX9904XX肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり19717.2313.382.0370.26
040080X099X0XX肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし13114.5314.345.3471.59
040040XX99100X肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし1243.803.291.6170.00
■呼吸器内科
 呼吸器内科で多い疾患は肺癌であり、なかでも①肺癌に対する化学療法(抗癌剤療法)入院は最も多い症例となっています。
また3番目に多い症例としては、③肺癌の確定診断を行うための検査入院(TBLB(経気管支肺生検):気管支にファイバーを挿入して粘膜の組織を鉗子を用いて採取し、病態の診断をする検査)であり、地域がん診療連携拠点病院として肺癌治療に力を入れております。補足として、TBLB入院は退院時点で検査結果が出ていないケースが多く、その場合「疑い病名」としてDPCを決めますが、その際にも診断群は肺癌に分類されます。
 肺癌以外にも呼吸器疾患全般の診療を行っており、②肺炎治療の患者さんは2番目に多い症例となっています。肺炎は高齢者に多くみられ、平均で2週間程度の治療を要します。
腎臓内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110280XX99000X慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし6815.1613.6416.1874.10
110280XX02X00X慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし5410.319.710.0066.98
110280XX02X10X慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし4929.0633.7124.4967.67
■腎臓内科
 腎臓内科は慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性・慢性腎不全などの内科的腎疾患を中心に診療にあたっておりますが、診断群分類別の上位3位までの疾患はいずれも慢性腎不全が占めております。
 最も多かった症例は、①慢性維持の血液透析もしくは透析導入前の患者さんに対して精査・加療目的の入院でした。次いで②血液透析準備段階として内シャント造設(動脈と静脈をつなげて動脈の流れの良い血液を静脈血管に流す手術)のための入院、③内シャント造設と一連で血液透析導入まで行った患者さんと続いております。
外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060335xx0200xx胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし1216.317.840.0062.07
060035xx0100xx結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし11615.1117.411.7270.69
060020xx01x0xx胃の悪性腫瘍 胃全摘術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし7015.3920.630.0068.41
■外科
 外科では消化器癌を中心に外科領域における幅広い診療をしております。最も多い症例は①胆嚢炎や結石に対して行う胆嚢摘出を目的とした入院となっており、いずれも傷が目立たない低侵襲な腹腔鏡を使った手術を積極的に行っております。次いで多いのは、②結腸癌(大腸のうち虫垂を含む上行から横行、下行、S状結腸までの癌)に対する切除術を目的とした手術入院となっています。
 3番目に多い症例は、③胃癌に対する悪性腫瘍手術を目的とした入院でこちらも腹腔鏡を使った手術を積極的に行っております。
その他では、乳癌に対する乳房部分切除術のうち腋窩部郭清を伴わない症例が上位にきています。乳癌は乳房周囲のリンパ節にしばしば転移を起こします。乳癌の手術では腋窩部(脇の下)にあるリンパ節への転移を考慮し、この組織を採取して術中迅速診断を行います。これにより転移があった場合は、乳房切除と併せて郭清(乳房周囲のリンパ節をきれいに取り除くこと)を行います。
 また鼠径ヘルニア手術目的の入院は、短期滞在入院基本料3に該当する手術のため、この集計には含まれておりません。
呼吸器外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040XX97X0XX肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし7215.8113.032.7868.58
040200XX01X00X気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし248.009.684.1733.67
040200XX99X00X気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし-----
■呼吸器外科
 呼吸器外科で最も多い症例は、①肺癌に対する胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術の入院となっています。
続いて②気胸(肺に穴が開く疾患)に対しての肺嚢胞手術、次いで同じく③気胸に対する胸腔ドレナージを行った症例の順となります。
 呼吸器外科では低侵襲な胸腔鏡を用いるなどして呼吸器関連手術を行っております。
心臓血管外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050180XX97XX0X静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし493.313.460.0066.67
050080XX01010X弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし2323.6125.694.3570.61
050163XX03X0XX非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし1620.1313.1912.5074.75
■心臓血管外科
 鼡径部(足の付け根のあたり)にある静脈(大伏在静脈)の弁が壊れると、静脈に血液が溜まりこぶのように膨らみ浮き出てきます。①この様な症状を下肢静脈瘤といい、これに対して不全弁を静脈ごと引き抜く手術(大伏在静脈抜去術)を目的とした入院が心臓血管外科では最も多い症例となります。
 次に、②大動脈弁や僧房弁などの弁膜症に対して行う弁置換術や弁形成術等の手術入院が2番目に多い症例となっております。
 3番目に多い症例としては、③胸部および腹部大動脈瘤(非破裂性)に対するステントグラフト(人工血管にステントといわれるバネ状の金属を取り付けた新型の人工血管)内挿術を目的とした入院となっております。ステントグラフトによる治療では手術による切開部を小さくすることができ,患者さんの身体にかかる負担が少なくなります。
 また下肢静脈瘤手術(抜去切除術)目的の入院は、短期滞在入院基本料3に該当する手術のため、この集計には含まれておりません。
整形外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160800XX01XXXX股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等11226.9128.7077.6880.88
160760XX97XX0X前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし853.955.701.1860.64
070230XX01XXXX膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等6824.9027.2110.2973.49
■整形外科
 整形外科で最も多い症例は、①股関節周りの大腿骨近位部(脚の付け根付近)の骨折に対する骨接合術(折れた骨を金属の板やネジ等で固定する手術)等の骨折観血的手術を行った入院となっております。
 2番目に多い症例は、②前腕の骨折に対して行う骨折観血的手術を行った入院となります。
 3番目に多い症例は、③変形性膝関節症への人工関節置換術を行った入院です。
小児科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
140010X199X00X妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし1965.896.171.530.00
040080X1XXX0XX肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満) 手術・処置等2 なし1514.915.720.662.87
040100XXXXX00X喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし865.366.310.003.16
■小児科
 小児科で最も多い症例は、①分娩直後の新生児(出生から28日目まで)となります。
 2番目に多い症例は、②肺炎や急性気管支炎などの入院、次いで③喘息発作入院となっております。
 小児科は周産期(妊娠22週から、生後7日未満までの時期)における新生児の管理から、中学生までの感染症をはじめ呼吸器疾患、消化器疾患、アレルギー疾患など幅広い分野への対応をしております。
泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
11012XXX020X0X上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし1415.855.911.4261.29
110070XX02020X膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし765.848.020.0071.30
110070XX0200XX膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし737.957.590.0072.29
■泌尿器科
 泌尿器科では診断群分類別でみると、①腎・尿管結石に対して尿管鏡を用いながらレーザーによって砕石を行うTUL(経尿道的尿管結石除去術)入院が最も多い症例となっています。
 2番目・3番目は、膀胱癌において開腹せずに手術用内視鏡を用いて膀胱腫瘍を切除するTUR-BT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)を行った症例であり、②手術と併せて抗癌剤を膀胱注入した場合と、③手術のみの入院だった場合の順になっております。
 当院では、腎・尿路系疾患のDPC症例数が非常に多く、前立腺癌などに対しては内視鏡支援ロボット手術(ダヴィンチ)を受けることができます。
形成外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
070010XX010X0X骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし336.396.140.0052.39
080007XX010XXX皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし304.374.383.3338.53
020230XX97X0XX眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし264.623.540.0071.27
■形成外科
 形成外科で最も多い症例は、①四肢・躯幹にできた骨軟部腫瘍の摘出を目的とした入院となっております。
 次に多い症例は、②皮膚および皮下にできた腫瘍の摘出を目的とした入院となります。
 3番目に多い症例は、③眼瞼下垂(まぶたが上がりにくい症状)や眼瞼痙攣などに対する外科的治療のための入院となっております。
耳鼻咽喉科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030240XX99XXXX扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし476.065.530.0043.91
030350XXXXXXXX慢性副鼻腔炎389.297.760.0051.50
030390XX99XXXX顔面神経障害 手術なし339.709.790.0055.67
■耳鼻咽喉科
 耳鼻咽喉科領域で最も多い症例は、①急性扁桃炎・扁桃周囲膿瘍に対する加療入院となっております。
 次に②慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下副鼻腔手術入院が2番目に多い症例となっています。
 3番目に多い症例は、③顔面神経麻痺に対する加療入院となります。
 耳鼻咽喉科では代表的疾患ではクリティカルパスを早くから導入しており、医療の標準化と質の向上を図っております。
 また近年増加傾向にある喉頭癌などの頭頸部癌の診断および治療も行っております。個々の患者さんに応じて手術、放射線療法、化学療法を行っており、放射線治療中の患者さんには、歯科口腔外科と協力して口腔ケアを行うことで口腔粘膜炎を予防している他、NST(栄養サポートチーム)の介入により、経口摂取が困難になった患者さんの全身状態改善なども積極的に行っております。
産婦人科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
120060XX01XXXX子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等898.9910.180.0044.78
12002XXX99X40X子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし756.715.330.0058.27
120010XX99X40X卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし664.175.110.0057.09
■産婦人科
 産婦人科で最も多い症例は、①子宮筋腫等の子宮良性腫瘍に対する手術入院となります。この場合、年齢や患者さんの状況(手術後に妊娠を希望する場合等)に応じて、子宮全摘出術や筋腫だけを取り除く子宮核出術を行います。身体の負担が少なく入院日数も短い腹腔鏡や子宮鏡を用いた手術を多数手掛けており、腹部を全く切らない膣式手術にも力を入れております。
 2番目に多い症例は②子宮頸・体部癌に対する化学療法(抗癌剤療法)の入院、3番目に③卵巣癌に対する化学療法の入院と続いています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌133433810418761第7版
大腸癌1136889132451871第7版
乳癌737323-18501第7版
肺癌82411013121091101第7版
肝癌13233915-1041第7版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
◆定義
 5大癌と呼ばれる「胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌」の患者さんの延べ患者数を初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。
◇UICC病期分類
 国際対がん連合(UICC)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つの要素によって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
◇再発
 「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者さんを診察した場合や、治療癌寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
◆解説
 当院ではどの癌腫においてもⅠ~Ⅱ期の患者さんが多く見られ、特にこの病期の胃癌や大腸癌に対しては内視鏡的治療が多く実施されており、患者さんへの負担が比較的少ない方法での根治が可能となります。ただしⅢ~Ⅳ期の患者さんも少なくはなく、肺癌はⅣ期が一番多くなっています。乳癌に対しては根治術から化学療法や乳房再建まで、各々の状況に応じた治療を行っています。
 なお、UICC病期分類が不明に分類されている症例については、多くが治療前の検査入院に該当する患者さんとなっており、入院中に検査結果が出ていなかったり、遠隔転移の評価を退院後に実施する方針等で、当該入院中の情報だけでは病期分類までできないことなどが理由に挙げられます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数平均
在院日数
平均年齢
重症度 02910.7954.59
重症度 15112.9076.69
重症度 24721.9476.85
重症度 33422.5382.21
重症度 41025.9084.20
重症度 5---
不明---
◆定義
 成人市中肺炎(病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎)の患者さんの人数を重症度別に集計しています。集計においては「成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)」による重症度分類システムを用いています。重症度は『0』が最も軽症であり、数が大きくなるほど重症度が高くなることを意味しています。なお、インフルエンザウイルス等のウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥により発生する肺炎・気管支炎等は集計対象外となっています。また小児肺炎も対象外です。
◆解説
 患者数が多いのは重症度1および2の中等症となっています。また重症度3や4の重症症例もあり、重症度と平均在院日数には、重症度が高いほど当然在院日数も延びる傾向にあります。重症度1~4の平均年齢についてはすべて75歳を超えており、このことから高年齢であることは重症化するリスク要因となり得るということが読み取れます。
 なお「成人市中肺炎診療ガイドライン」では、『軽症の患者さんは外来治療の対象となり入院適応ではない』となっておりますが、軽症の患者さんであっても先天性疾患や癌の既往があるなどの重症化が危惧される場合には入院して頂くこともあります。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10傷病名発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
G45$一過性脳虚血発作及び関連症候群-----
G46$脳血管疾患における脳の血管(性)症候群-----
I63$脳梗塞-----
I65$脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの-----
I66$脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの-----
I675もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症>-----
I679脳血管疾患,詳細不明-----
◆定義
 脳梗塞などの分類にあたる患者さんをICD-10別に集計しています。
 ※ ICD-10 : 国際疾病統計分類に基づいて、傷病名をコード化したものです。
◆解説
 当院では脳神経外科が休診中のため、入院中に脳梗塞等が発症した場合は速やかに連携医療機関と協力し、必要であれば転院の上加療して頂いております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7211内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満)3480.651.490.2965.17
K6152血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術)912.2611.270.0073.67
K688内視鏡的胆道ステント留置術853.6716.9612.9477.66
◆定義
 診療科ごとの手術について症例数上位3つを集計しています。
 10件未満の症例については‐(ハイフン)が記入されており、上位3つが全て10件以下の診療科については掲載していません。
 他の診療科についても以下の定義は同様です。
◇Kコード
 診療報酬点数表のうち、手術術式の点数表コードです。先頭が『K』で始まるためKコードと呼ばれます。
◇名称(部位)
 手術術式の名称です。
◇平均術前日数
 入院日から手術日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
◇平均術後日数
 手術日から退院日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
◇転院率
 該当する症例数のうち、当院から他院へ移動して継続入院(転院)することとなった患者さんの割合です。
◇患者用パス
 Kコードに対応した患者用パスについては将来的に公開していく予定です。
 パス(クリティカルパス)とは、一定の疾患や検査毎について、治療の段階や最終的に患者さん目指す状態に向けて最適と考えられる医療の介入内容をスケジュール表(パスシート)にしたものです。治療時に患者さんにお渡ししています。
◆解説
■消化器内科
 消化器内科では①大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術の症例数が最も多くなっています。ポリペクトミー目的の1泊2日入院が典型的な症例です。
 続いて②肝癌に対する血管塞栓術(癌に栄養を運んでいる血管を人工的に塞ぐ治療法)となっています。
 3番目に多い症例は、③胆道疾患や膵臓疾患に対して行われる手術である内視鏡的胆道ステント留置術となっています。この手術は様々な病態で狭窄した胆道にチューブを通して拡張し、胆汁の流れを良くする手術です。
この他にも、早期胃癌に対する内視鏡的切除術(ESD)も積極的に行っており、また消化管出血に対して行う内視鏡的止血術などの救急症例にも力を入れてお ります。
循環器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5493経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの)1214.334.441.6569.10
K5972ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合)714.0410.707.0478.41
K5491経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの)520.0217.965.7766.52
■循環器内科
 循環器内科は、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患に対する心臓カテーテル治療である経皮的冠動脈ステント留置術の症例数が多くなっています。この手術は、「急性心筋梗塞に対するもの」と「不安定狭心症に対するもの」、「その他のもの」で分かれておりますが、①検査から日数を空けて行う場合や③緊急で行う場合など、患者さんの状況に合わせて手術が行われます。また②房室ブロックなどの徐脈性不整脈に対して、脈拍が一定数以下にならないように心臓に刺激を与える機械であるペースメーカーの移植術も多い症例となっています。
 循環器内科では、致死性不整脈に対するICD(植込み型除細動器)やカテーテルアブレーション等の治療も積極的に行っております。
呼吸器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K6112抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢)1110.6414.099.0963.00
K654内視鏡的消化管止血術-----
K664胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。)-----
■呼吸器内科
 化学療法を行う際に、中心静脈から抗癌剤の点滴を行うために用いる機器の一種である「CVポート」を皮膚の下に埋め込む手術が呼吸器内科で最も多い症例となっています。
腎臓内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3内シャント設置術1439.8310.9311.8966.43
K616-4経皮的シャント拡張術・血栓除去術233.482.0913.0463.26
K635-3連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術216.8611.140.0061.48
■腎臓内科
 腎臓内科では、①血液透析の際に用いる内シャントと呼ばれる動脈と静脈をつなげて動脈の流れの良い血液を静脈血管に流す手術が最も多い症例となっています。
 次に多い症例が、②シャントトラブル(狭窄)の際に行われる、バルーンの付いたカテーテルを挿入して狭窄部位を拡張するPTAと呼ばれる手術となります。PTAは入院期間も短期で行われる手術であり、近年では外来で行われるケースも増えてきております。また他院にて維持透析管理をされている患者さんがシャントトラブルを起こした際にも積極的な受け入れを行っております。
 続いて、腹膜透析とは患者さん自身の腹膜を利用して血液をきれいにする治療法で、③腹腔内に透析液を流すためのカテーテルを留置する手術が3番目に多い症例をなります。
外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K719-3腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術1425.8410.492.1171.11
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術1383.634.071.4563.18
K6335ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)901.371.441.1165.18
■外科
 外科で最も多い症例は、①結腸癌(大腸のうち虫垂を含む上行から横行、下行、S状結腸までの癌)に対する切除術、次いで②胆嚢炎や結石などに対して行う胆嚢摘出術となっており、いずれも傷が目立たない低侵襲な腹腔鏡を使った手術を多く行っております。特に腹腔鏡下胆嚢摘出術は、一つの孔で行う単孔式手術を積極的に行っておりより低侵襲な手術となります。また消化器内科などで精査を行ってから手術に移行する場合もあり、疾患によっては入院日数が長くなる傾向にあります。
 3番目に多い症例は、③鼠径ヘルニアに対する開腹手術ですが、こちらも状況に応じて腹腔鏡下で行うこともあります。
 その他にも、甲状腺癌、乳癌、食道癌、胃癌、肝癌、胆管癌、膵癌などに対する根治手術を中心とした集学的治療や、保険外診療として内視鏡支援ロボット手術(ダヴィンチ)なども行っております。
呼吸器外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K514-23胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)602.0813.101.6768.87
K5131胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの))303.635.633.3340.33
K5132胸腔鏡下肺切除術(その他のもの)-----
■呼吸器外科
 呼吸器外科で最も多い症例は①肺癌に対する肺切除術、次いで②気胸に対する肺嚢胞手術となっており、いずれも胸腔鏡を用いた手術となります。呼吸器外科では低侵襲な胸腔鏡を用いるなどして呼吸器関連手術を行っております。
心臓血管外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K617-2大伏在静脈抜去術550.222.090.0066.64
K552-22冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)(2吻合以上のもの)2510.2018.724.0070.56
K5612ステントグラフト内挿術(腹部大動脈)157.1314.0013.3374.80
■心臓血管外科
 鼡径部(足の付け根のあたり)にある静脈(大伏在静脈)の弁が壊れると、静脈に血液が溜まりこぶのように膨らみ浮き出てきます。①この様な症状を下肢静脈瘤といい、これに対して不全弁を静脈ごと引き抜く手術(大伏在静脈抜去術)が心臓血管外科では最も多い症例となります。
 2番目に多い症例は、②冠動脈バイパス移植術という手術になります。この手術は狭くなった冠動脈病変の先に新たに血管をつなげることにより、心筋への血流を増やす治療法です。
 3番目に多い症例としては、③腹部大動脈瘤に対するステントグラフト(人工血管にステントといわれるバネ状の金属を取り付けた新型の人工血管)内挿術となっております。ステントグラフトによる治療では手術による切開部を小さくすることができ、患者さんの身体にかかる負担が少なくなります。
整形外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0821人工関節置換術(肩、股、膝)1541.6323.449.7471.39
K0461骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)1135.0318.3958.4073.82
K0462骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨)811.595.577.4162.81
■整形外科
 整形外科で最も多い手術症例は、①肩・股・膝関節における変形性関節症やリウマチに対して行う人工関節置換術となっております。
 2番目に多い症例は、②肩甲骨・上腕・大腿骨の骨折に対して行う骨接合術(折れた骨を金属の板やネジ等で固定する手術)等の骨折観血的手術となります。
 3番目に多い症例は、③前腕・下腿・手舟状骨の骨折に対して行う骨折観血的手術となります。手術後の継続リハビリとして他院への転院をお願いしているため、疾患によっては転院率が高くなっています。
 なお整形外科では、肩や膝などについてはより安全で低侵襲な鏡視下手術等を積極的に取り入れ、専門性の高い先進的な治療を行っております。
泌尿器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8036イ膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの)1552.024.290.0071.88
K7811経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)1431.973.722.1061.63
K783-2経尿道的尿管ステント留置術980.952.782.0470.47
■泌尿器科
 泌尿器科では最も多い症例は、①膀胱癌において開腹せずに手術用内視鏡を用いて膀胱腫瘍を切除するTUR-BT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)となっております。また②腎・尿管結石に対して尿管鏡を用いながらレーザーによって砕石を行うTUL(経尿道的尿管結石除去術)や、③水腎症などに対して尿の通り道を確保するため手術である経皮的尿管ステント留置術も多い症例となっています。
 また前立腺癌などに対しては内視鏡支援ロボット手術(ダヴィンチ)を受けることができます。
形成外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0301四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹)291.243.830.0053.66
K2191眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)180.943.110.0070.17
K0051皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝未満)101.001.000.006.30
■形成外科
 形成外科の最も多い手術症例は、①四肢・躯幹の軟部腫瘍摘出術となっております。
 2番目に多いものは、②眼瞼下垂(まぶたが上がりにくい症状)に対する眼瞼挙筋前転法と呼ばれる手術となります。この手術では、眼窩隔膜に切開を加え下側の断片を引き下げて瞼板に固定することで、下がっていた瞼が上がり本来の目の大きさに戻ります。またミュラー筋という自律神経とも連動しているまぶたの裏にある筋肉を傷つけるリスクが低い術式です。
 続いて、③皮膚および皮下にできた腫瘍(露出部、長径2㎝未満)の摘出術が3番目に多い症例となり、皮膚・皮下腫瘍摘出術は腫瘍の大きさ等によって集計上は複数のKコードに分散されています。
 また外傷や体表先天異常に対する外科的治療から、あざ等に対して行うレーザー治療、乳癌術後の患者さんへの乳房再建など多岐にわたって診療しております。
耳鼻咽喉科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K3772口蓋扁桃手術(摘出)321.387.130.0018.94
K340-5内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)291.836.550.0055.79
K4631甲状腺悪性腫瘍手術(切除)151.607.400.0058.60
■耳鼻咽喉科
 耳鼻咽喉科では、①慢性扁桃炎などに対する扁桃腺摘出術が最も多い症例となります。またIgA腎症と呼ばれる腎疾患の患者さんに対しても、扁桃が関与しているとされるため、腎臓内科で内科的治療を行う前に耳鼻咽喉科で扁桃腺摘出術を行うこともあります。続いて多い症例が、②慢性副鼻腔炎に対する内視鏡的副鼻腔手術となります。この手術は部位や病気の症状などによって術式が分類されています。
 また近年増加傾向にある頭頸部腫瘍のひとつ、③甲状腺癌に対する甲状腺悪性腫瘍切除術が3番目に多い症例となっております。
産婦人科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K877子宮全摘術921.168.160.0047.74
K8882子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの)700.944.310.0043.09
K867子宮頸部(腟部)切除術451.092.560.0038.07
■産婦人科
 産婦人科で最も多い症例は、①子宮癌や子宮筋腫などに対して行う子宮全摘術となっております。
 次に多い症例は、②卵巣と卵管を同時に摘出する子宮付属器腫瘍摘出術で、卵巣嚢腫のいちばん基本的な術式です。
 3番目に多い症例は、③子宮頸癌などに対する腫瘍切除術となっています。
 産婦人科では身体への負担が少なく入院日数も短い腹腔鏡や子宮鏡を用いた手術を多数手掛けており、腹部を全く切らない膣式手術にも力を入れております。また保険外診療として、内視鏡支援ロボット手術(ダヴィンチ)も行っております。
眼科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ロ水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)1063.382.420.0075.02
K2801硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの)221.599.910.0060.00
K224翼状片手術(弁の移植を要するもの)-----
■眼科
 眼科では眼科疾患全般の診療を行っておりますが、特に専門は白内障および網膜硝子体疾患です。
 白内障に対する水晶体再建術は最も多い手術症例であり、眼内レンズという人工水晶体を挿入する手術です。
 次に多い症例が、硝子体茎顕微鏡下離断術で、網膜剥離、糖尿病や高血圧症などによる硝子体出血、黄斑部の病気などに行います。
 術前日数については、同一入院で左右の手術を2度に分けて行うことがあるため、必ずしも1度目の手術の術前日数で集計されてはおりません。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一--
異なる160.13
180010敗血症同一180.15
異なる260.21
180035その他の真菌感染症同一--
異なる--
180040手術・処置等の合併症同一930.76
異なる--
◆定義
 ①播種性血管内凝固症候群、②敗血症、③真菌症、④手術・処置等の合併症の患者数と発生率を集計しています。
  上記の疾病を治療する際にたくさんの医療資源が必要とされるため、該当するDPCは高額な点数(医療費)が設定されている傾向にあります。
 ①播種性血管内凝固症候群:感染症等を契機として起こる、全身性の重症な病態です。
 ②敗血症:感染を契機とする全身性炎症反応の重症な病態です。
 ③真菌症:真菌というカビの仲間によって引き起こされる感染症です。
 ④手術・処置等の合併症: 手術や処置に起因して発生する合併症を指します。例として術後出血や創部感染、内シャント、人工関節等の体内に埋め込んだ機具のトラブル等がこれに該当します。
 この指標に示される用語は以下の通りです。
◇DPC上6桁コード
 DPCの情報は14桁のコードで表現され、そのうち上6桁は傷病名を示すコードとなっています。
◇入院契機
 DPC上6桁コードにて分類される傷病名(医療資源病名:最も医療資源を投入した傷病名)とは別に、入院の契機となった傷病名(入院契機病名)がそれぞれの入院患者さんにつけられています。この指標では、医療資源病名と入院契機病名が「同一」か「異なる」かにより分けて集計しています。
◇発生率
 全入院患者のうち、該当するDPCで入院費の請求を行った患者さんの割合です。
◆解説
 上記疾患のDPCは高額な点数(医療費)が設定されているため、アップコーディング(不適切な医療費の請求)の疑いを招き易い傷病名とされています。当院ではDPCを決定する際、臨床的に根拠のある診断とそれに基づいた医療資源の投入量からよく熟考の上、妥当・適切な請求となるよう努めており、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症の発生率については、いずれも低い結果となっています。
 手術・処置等の合併症については、代表的なものは血液透析の際に使用する内シャントのトラブル(狭窄、閉塞等)に関する症例となっており、この症例の場合、1~3日程度のシャントトラブル解除のみを目的とした短期入院となります。当院では、他院にて維持透析管理をされている患者さんがシャントトラブルを起こした際にも積極的な受け入れを行っており、患者さんが地域で安心して医療を受けることが出来るよう他医療機関との円滑な連携を図っております。
 その他には、1度目の入院で人工関節等の手術を行い外来移行した後、脱臼や破損などを契機に再入院した際にもこのDPCに該当するため、入院契機が同一となる割合が高くなっています。
更新履歴
2016.09.23
「平成27年度 函館五稜郭病院 病院指標」を公開しました。

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