院内がん登録とは
院内がん登録とは、当院でがんの診断や治療を受けた患者さん(入院、外来問わず)または、他院にてがんと診断され当院に紹介となり、がん治療を行った患者さん全てについて、がんの診断・治療・予後に関する情報を登録・収集する仕組みのことをいいます。
当院でも、2008年3月より5大がん(胃,大腸,乳腺,肺,肝)登録開始。2009年より全がんの登録を開始しております。年間約1800件の登録数になり、北海道の地域がん診療連携拠点病院の中でも上位の登録件数となっております。
がん登録の目的は、当院におけるがん診療の実態を把握し、がん診療の質向上とがん患者さん・ご家族への支援に役立てることです。毎年登録したデータは全国がん登録(がん登録等の推進に関する法律により義務化)への届出を行っており、がん罹患状況把握等の北海道のがん対策に貢献しております。また、国(国立がん研究センターがん対策情報センター)へのデータ提供も行っており、国内のがん対策の貴重なデータとして利用されています。
※2016年よりUICCTNM分類(ステージ)は第8版となっています。