高齢者の4大骨折 ~骨粗鬆症の進んだ高齢者に多く見られる骨折~
1:大腿骨頚部骨折/転子部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ/てんしぶこっせつ)
主に腰を打つように横から転倒した時に生じる、足の付け根部分の骨折
●症状
- ・足の付け根やおしり・腰の痛み
- ・立ち上がること、歩くことが困難
●治療
- ・原則的に手術(骨接合術または人工骨頭置換術)
当院では、手術が決定したらすぐに、手術前からベッド上でリハビリを行います。骨折した箇所以外の関節の動きや筋力の維持・改善、呼吸機能の維持などを目的に介入します。
手術後は患者さんの全身状態や痛みの程度に応じて、アイシング(炎症や痛みの軽減のため)、関節の動きを良くする運動、筋力トレーニング、歩行練習、日常生活動作練習などを行います。